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アライグマ

アライグマ(ほ乳類・特定外来生物)

 アライグマは外来生物法(※)により「特定外来生物」として指定され、現在、飼養・栽培・保管・運搬・譲渡・輸入などが原則的に禁止されています

 ※外来生物法についての詳細は、
    こちらをご覧ください⇒『日本の外来種対策』(環境省ホームページへリンク)

 

アライグマとは

 北米原産の哺乳類で、体色は概ね茶褐色もしくは灰色で、頭から胴までの長さが45~65cm、尾の長さは20~40cm、体重は5~12kg程度になります。タヌキに似ていますが、白地の顔で目の周りが黒色になっていることと、尾が縞模様になっていることがタヌキと異なり特徴的です。ペットとして人気があったため広く飼育されてきましたが、捨てられたなどの理由から野生化したため、水辺付近の森林に生息しているほか住宅街でも目撃されることがあります。雑食性動物で果実や野菜、穀物のほか、魚、カエル、小動物なども捕食します。
 豊橋市内では一部の河川付近で目撃されています。

生態系に関わる被害

 様々な小動物を食べるため、周辺地域の生態系に影響を及ぼすことが考えられます。この他、農作物の食害や、民家の屋根裏等への住み着きによる建造物の破損や糞による汚損といった被害を受けることもあります。
 

人の生命又は身体に関わる被害

 気が荒く凶暴な性格で、追いつめられたり興奮すると暴れたり鋭い爪で引っかかれることがあります。また、アライグマに限らず、野生動物は病気を持っていることがあるため、むやみに近づいたり捕まえないようにしてください。

備考

アライグマの写真
アライグマ
(阿部 礼治郎氏撮影)

 アライグマは外来生物法により特定外来生物に指定 されており、許可なく生きたまま運搬したり飼う事はできません。また、狩猟鳥獣でもあるため、狩猟以外で捕獲するためには鳥獣保護法による許可が必要となりますもしこれら2つの許可を受けて飼う場合があっても、事前にアライグマの性質を十分理解した上で、生涯責任を持って飼うようにし、生態系の保全のためにも、絶対に捨てないでください