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まちなか図書館情報紙「ビブリガーレ」

まちなか図書館情報紙「ビブリガーレ」

まちなか図書館(仮称)は、気軽に立ち寄れ、市民が主体となって活動する新しいスタイルの図書館を目指しています。

まちなか図書館情報紙「bibligare(ビブリガーレ)」は、新しい図書館の整備に向けた動きを発信することで周知を図るとともに、市民の方々に興味関心を持っていただきたいという思いから、創刊に至りました。

ビブリガーレが、市民の方々にとって、新しい図書館を拠点とした活動のきっかけになればと考えております。

第2号(2017年3月発行)


bibligare vol.2「まちづくりにつながる図書館へ」
PDF ちいき本棚[電子書籍] …NEW!

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vol.2 本とわたし 鈴木亜由子選手 突撃インタビュー

ayuko※紙面上掲載できなかった部分も含め、まるごと公開!!

第2号を制作するにあたって、豊橋出身の陸上選手、鈴木亜由子選手(日本郵政グループ女子陸上部キャプテン)にインタビューを行いました。

リオオリンピックにも出場し、東京オリンピックでは金メダルも期待される逸材。時習館高校から名古屋大学に進学するなど、その経歴からも分かる通り、陸上だけではなく勉学にも励んだ彼女の学生時代、実はとともにありました。

「本は自分にとって重要なツール」と語る鈴木選手。なぜそう話したのか、この記事を読めば分かることでしょう。

また、ビブリガーレでは掲載できなかった、陸上に対する考え方もお話を伺いしてきました。


―― 学生時代、図書館は利用していましたか

鈴木 学校の図書館はよく利用していましたね。小学校、中学校の頃は、ミステリー系が好きで、図書館で本を借りて読んでいました。『夏と花火と私の死体』という小説を小学生のころに読んだ時は、衝撃的でしたね。殺されてしまった人の視点から書かれた小説なのですが、まだ記憶に残っているのでかなり強烈だったんだと思います。こういった視点もあるんだなと思って、新しい発見でした。

―― 文学少女だったんですね
 

鈴木 思い返してみると、そのころのほうが純粋に本も楽しめていたのかなと思います。今だと、何か自分にとってプラスになるものを読みたいと考えてしまうので。

 

suzuki―― 今でも本を読むんですね 

鈴木 はい。最近だと、トレーナーさんから勧めていただいた『勝負に強くなる「脳」のバイブル』を読んでいます。脳の仕組みを知ることでもう一段上にいけると書かれていて、実践している最中です。最近は、役に立つ本を読むことが多いですね。『嫌われる勇気』は、キャプテンとして、どのようにしてチームを引っ張っていったらいいかと考えている時に参考にしました。線を引いて読んで、勉強してからミーティングに臨んでいます。

―― 自分を高めていく本を読んでいるわけですね

鈴木
 そういったものが多いですね。常に自分を超えたいという思いがあって陸上にも取り組んでいるし、そういう思いがあると何かを吸収したいと感じるようになります。そういう面で本はすごく重要なツールですよ。本屋に行って、必要だと感じたもの、ピンとくるものを選んで読んでいます。ただ、そういう類の本ばかりだと息が詰まってしまうので小説を読んだり、つい最近だと、チームメイトが読んでいた『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』も読みました。あまり偏ることもなく、ホッとできる本も読んでみたりしています。

―― 鈴木さんには活字離れという言葉は無縁ですね

鈴木 そうですね。自分が読みたいと思う本があれば活字でも嫌じゃないと思うんですよ。「こんな面白い本があったんだ」というきっかけがあればいいのかなと思います。難しい本じゃなくて、心が惹かれる本との出会い方が大切なんでしょうね。
suzuayu
―― 学生時代は陸上強豪校には進学せず、卒業後は日本郵政グループ女子陸上部の1期生。そういった中でも、リオオリンピック出場という素晴らしい結果を出しています。他の人がやらないようなことをして、道を切り開くようなイメージを持ちましたが、そうったことは意識されていますか

鈴木 自分ではそんなふうには思っていないですよ。1日中ずっと陸上をやっているわけではありません。陸上は陸上、勉強は勉強、とそれぞれ集中して取り組む。私としては、そうすることで相乗効果があるなと思ったんです。何をやるにしても、集中力は大事だと思っていて、それは陸上だけに特化することよりも、いろんなことを経験して学んで吸収しながら生かしていく。そんなスタイルが一番合っているのかなと思っています。

―― そうはいっても、名古屋大学に入学すること自体、簡単なことではないですよね

鈴木 振り返ってみると、忙しかったですね。でも、ぼーっとしているのが好きではなく、常に何かをしていたいという性格なので、あまり気にはなりませんでした。名古屋大学を選んだのは、地元だからということもあります。末っ子で甘えん坊だったので(笑)。

―― 強豪校に行かなかった理由はありますか

鈴木 強豪校に行ってしまうと、陸上ばかりになってしまうような気がして。少し寄り道のあるほうがリラックスして自分のペースでできるので、それが良かったんです。なので、道を切り開くなんてかっこいいことではなくて、うまくいかないときはペースダウンできる環境が良い結果につながったのかなと思います。

―― 陸上も、読書も、少し疲れたなと思ったら自分でペースダウンできるんですね。バランス感覚が優れているなと感じました

鈴木 ありがとうございます。

―― それでは最後に、豊橋のまち、未来について、何か想いがあればお聞きしたいです

豊橋はふるさとなので、まちなか図書館(仮称)のような新しい試みがあって盛り上がっていくというのはすごく嬉しいです。感謝しています。帰るといつもホッとするので、そういった良いところは残しながらも、みんなが楽しめるような、また、従来とは違う新しい図書館を応援したいなと思います。どんな図書館になるのか、今から楽しみにしています。


第1号(2016年3月発行)


bibligare vol.1「新しい図書館、はじまります。」
 (PDF ちいき本棚[電子書籍]
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