本文へ移動
メニューへ移動
南稜の散歩道Vol.1

1.南稜の散歩道  先日、切り干し大根植田町を自転車で散歩していたら、写真のような光景を見つけました。実は、その前に葉の部分だけ刈りとられた白いダイコン本体がニュキニョキと畑一面に現れ、土色とのコントラストがちょっと不思議感がありギクッとしました。何だろうと思っていると、数日後には青いネットにオフホワイトの帯が出現。そうだ「ダイコン切干」だ。だいぶ前にはよく見た光景だがいつの間にか忘れてしまっていた。■気になってホームページで調べてみたら、なんと大根切り干しは、太陽の光を浴大根畑びることでカルシウムは15倍、鉄分は32倍、ビタミンB1・B2は10倍、同量の大根と比べ栄養価は非常に高く、しかも糖化されて甘味が増した食材。効能は動脈硬化予防、大腸ガン予防、ダイエットにも効果的という私たちの味方だ。小生にとっては二日酔いで弱った肝臓や胃腸を回復し食欲を増進させる作用もあるということで、酒飲みの応援団としてアッパレをあげたい。世界遺産になった和食ばやりの昨今、庶民の食卓では煮物などによく登場するこうした素朴な食材の価値も知っておくべきことと再認識させてもらった。

  平成28年 第11号ミナクル通信3月号に掲載


2. 南稜の散歩道 1月24日、寒風吹く日曜日、大清水校区か春キャベツらお誘いがあり「飛行場跡地を歩こう会」に参加しました。ここ数年連続して開催しているそうですが、大勢参加した暖かい昨年の開催日と打って変わったこの日は、参加者も少なく、しかしその分、説明者のお話しがよく聞けて私(館長)にとってはとても良い探検でした。それにしても大清水に陸軍飛行場が、しかも3本の滑走路があったなんてビックリポンです。歩く範囲はその滑走路の周囲約8キロ、半日コースですが、大清水町、野依町富士見台と隣接するまちも垣間見てきました。終戦後、この飛行場跡地は開拓され農地に転換されウォーキングをする方々てきたわけですが、なんせ滑走路ですから地盤は圧ウォーキング倒的に固められているわけです、そこを開墾?ちょっと考えただけでもそりゃあ大変な作業ですわねぇ。感慨ひとしお。でも、その方たちのおかげで今ではとても優良な農地として、私たちは食材を提供されているわけですね。春キャベツ、やわらかくておいしいですよね。それにしても歩くことはやはりいいですね。視点が落ち着くこと、「なんで」という疑問が浮かぶこと、「へえそうなんだ」という発見があること。市制100周年作成の「各校区の歩み」で知ったことを現地確認できるわけです。もち、健康に一番。みなさん、暖かな時には歩いて、あなたのとっておきを探しましょう。
       
   平成28年 第11号ミナクル通信3月号に掲載

3.南稜の散歩道  今年は、暖冬と言われ暖かい日が多く、名古屋市では平年より7日も早い桜の開花でしたので、早咲きの野依八幡社の古木「シダレザクラ」はどうかな、と思いながら「第18回野依しだれ桜まつり」に足を運びました。桜は3分か4分くらいでした野依八幡社が、近くに寄ると小さな花びらが、まだらに密集して咲いているのがわかり、ガンバレと声をかけたくなってしまいます。さて、この野依八幡社、実は大変古い。豊橋市100周年記念誌の「野依」やホームページで調べると、豊前・宇佐八幡宮から誉田別尊(ほむたわけのみこと:応神天皇と同一とされる)を704年に勧進したというから、誠に由緒ある古社。また、野依自体が古く、その昔は伊古部、高塚、植田等の5 か村を含めて野依村であったというから歴史を持っています。この日は天気が良くお祭り日和、拝殿は修復中でしたが、神前、そしてシダレザクラの前では演芸などが披露されており、境内にはテントが並び、近郷近在の人で満開でした。また、大清水木遣保存会が登場するなど近隣校区の出場者もあり、野依校区の懐の深さがわかるまつりでした。

平成28年 第12号ミナクル通信4月号に掲載


彦坂池4.南稜の散歩道  先日、ミナクル職員が朝8時ごろ、すぐ横の彦坂池を散歩中、地元の方から「この池に何か動物がおるぞん、カワウソじゃあないか」と告げられました。池には外来種のブラックバスの放流を禁ずる旨の看板は立っているものの、まさか「カワウソ」がいるとは思いもよらない言葉に一瞬たじろいだそうだ。その話をミナクル内で聞き、彦坂池を職員一同気にかけるようになったのです。昼コツメカワウソの休憩に散歩、ミナクル2階の西側から通るたびに彦坂池を観察。でもホント?池に浮かぶカモもアオサギも穏やかに暮らしいる、狙われている様子はない。▼ホームページで調べると200万年以上前から生息するカワウソ、夜行性であるため昼間は寝ているらしい。だから私たちには見えないのかも。 ところで日本カワウソも過去にはいたのだが、現在は絶滅したといわれているようだ。▼「ヌートリアではないか」と言う人もいる。この動物はネズミ目に属し外来種だ。頭胴長40-60cm、尾長30-45 cm、南米原産ではあるが、毛皮をとるために古くから日本にも持ち込まれ、現在では野生化しているようだ。ヌートリアは、明け方や夕方には活発にマコモやホテイアオイなどの水生植物を食べるらしい。すぐ隣には大清水校区のしょうぶ園があり、この情報はガセねたであって欲しいがその信ぴょう性は定かではない。いずれにしてもヌートリアは「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」によって特定外来生物ヌートリアに指定されている。外来種の侵入は日本固有の生態系を乱す恐れがある。例としてミドリガメやブラックバスなどがあげられる。関心を持って地域住民の皆さんが水辺を含む多様な自然環境に目を向けることが必要だと思う。ミナクルでも彦坂池をはじめ周囲の野山や田んぼなどにもにもっと関心を持ちたい。ともあれ、植物が茂り、野鳥飛び、きっと魚も多い彦坂池、みんなのオアシスとして今後もあってほしいのです。 

                                         
平成28年 第13号ミナクル通信5月号に掲載


5、南稜の散歩道 水・張る、苗・植わる、蛙・鳴く、ケリ・舞う  今の時期はこういう時期でしょか。植田町:渥美線と水田南稜地区は、「梅田川」やその支流「西ノ川」「浜田川」に沿って稲田が拡がっている。このエリアは自然の恵みである“水”と上手に付き合ってきた。そして田んぼの周りには集落がつくられ農村地域の歴史が刻まれてきた。田んぼに張られた水面が夕陽に輝く光景は、昔から日本の生業(なりわい)の風景として一幅の風景画のように格別のものに思える。◆米は、もちろん水田で栽培され「おいしいお米」となって私達の食卓に上る。水際の耕作地が豊橋の農業を支えてきた。そして昭和43 年に豊川大崎町:稲田の夕焼け用水が全線通水し、畑作農業、果樹栽培、施設園芸など画期的に進化し、水は日本一の農業を支え続けてきた立役者となってきた。◆ところで“ケリ”という鳥は、田に水が張られる頃に現れ、「キリッ、キリッ」と甲高い声で鳴き、飛び立つ姿は身体から翼にかけて白く、翼の先が三角形に黒くなっている。上空をコントラストよく飛びまわるので見つけやすい。◆梅田川沿いに散策すると水辺の光景とともに様々な生き物との出会いがある。水田が広がる風景は、農家が手塩にかけて育てているだけに味わいのある景観をもたらしている。

 

 第14号ミナクル通信平成28年6月号に掲載

 

 6、南稜の散歩道 右の写真は、南稜地域。さて、どこなのか分かるかな?野依校区の若松町を歩いていた。南稜でも南に寄った場所。丘と谷筋をいくつか超えると突然現れる11.7haの工業団地だ。平成10年、市のサイエンスクリエイト21計画に位置付けられたベンチャーパーク。県道伊古部南栄線を挟んで東と西に分かれ立地している。豊橋の産業を進化させる重要な団地が南稜にはあり、大崎校区の明海地区と併せてこの地域のポテンシャルを高めている。さらに東に行くと、忽然と大きな住宅団地が出現。若松町豊美の住宅団地だ。野依校区には平成12年開発の豊美地区と、昭和63年開発の野依台1丁目地区がある。若松町では、この豊美地区以外にも住宅開発が進み、各所で中小規模の住宅集合地がひしめき合っている。こんなに住宅が多いとは、と思いミナクルに帰って、人口を調べてみた。グラフでお示しできないのが残念であるが、今年の4月時点の野依校区人口は野依、南稜4小学校の中で一番多く、しかも年少人口(15歳未満)も同じく最も多い。したがって現在、野依小学校のクラス数は19もあり、最近、児童数が減少しつつある中で珍しい状況となっている。当然、高齢化率は日本の高齢化率26.0%を大きく下回る17.5%、と南稜地域の他の校区と比較してもかなり低い結果となっている。今後は、数十年後のまちづくりを考えていかないといけないが、もともと農業地域である野依校区では、子どもの声が聞こえる豊かな大地に生きる人々の活力を感じる。そんな発見を得た探索だった。

第16号ミナクル通信平成28年8月号に掲載      

7、南稜の散歩道 
スーパームーン」ってどうでした? 
スーパームーン月の楕円軌道上、地球に月が最接近する
ことで月の円盤が最大に見えることなんですが、今年は近年最大に見えるそうで、1114日が最接近の日でした。しかし、その日は“雨”、残念ながら拝見できませんでした。写真はその翌々日16日のもので、大清水方面から段丘を下り、梅田川に向かって植田町、野依町に至るあたりの坂の途中です。この辺りから田んぼが広がり、梅田川の対岸には遠く本宮山が望める見晴らしの良いポイントでもありますね。ここからだと夏には見事な入道雲が見られ、いずれの時期も大規模商業雲施設があるので、その対比がおもしろい風景になる。ともあれ、1年に一度はやってくるスーパームーン。8倍くらいの双眼鏡があれば月の表面も見えることもあるそうだ。そんな時、願いごとをするとご利益があるとも言われている。 2018年は元旦、11日がスーパームーンにあたるそうで、ご利益も数倍得られるかもしれない?  

またも、南稜地域のよいポイントを発見したのでした。 

第20号ミナクル通信平成28年12月号に掲載

8、南稜の散歩道

昨年「大崎城主 戸田家の春秋」を開催し、その3 回目に大崎校区を歩いた。ほんの少し触れた程度であったが、コンパクトなまちのつくりの船渡緑地中に凝縮する魅力を感じた。そこで昨年12 月の小春日和、改めて歩きなおした。トウカエデの並木を抜け校区市民館に車を置き、防災コミュニティマップを手に船渡町地区に向け、標高が下がることを実感しながら歩く。途中、集落の中に入ると道幅は狭くブロック塀が多い。このマップにも指摘されているが、火災時の対応と垣根等に塀の“しつらえ”を代えつつ、逃げる道筋がしっかりしていれば、普段の生活では困っていないのだろうから、暮らしやすいのだろうな、と思い海辺に出る。梅田川の河口だ。鵜やカモの仲間がたくさんいる。大崎橋あたりから海沿いを歩く。対岸には船渡緑地が現れる。春になると桜街道ができ大崎校区の人の花見街道になると聞いた。ほどなく歩くと船渡船倉、船溜りだ。豊橋で写真のような光景はあまり見られなくなったが柿の木、ここでは健在だ。このあたりで秋には「こどもハゼ釣り大会」が地域の船倉管理協議道路会のご尽力で催されるようで、歓声響く海辺の空間となる。もう少し歩いて崖上に大崎城址を海側から望むと、三河湾を制海した戦国武将「戸田氏」の築城の意図が分かる気がする。平嶋大橋の手前で明海町の企業団地を望みつつ、海辺を離れ、県指定の天然記念物、龍源院の「お葉付銀杏」の貫録に魅入り、そして南へ進む。
(次号は大崎町地区に続く)

第21号ミナクル通信平成29年1月号に掲載

9、南稜の散歩道

 (前号からの続き) 龍源院から移動し、大崎小学校辺りは標高が高い。その西側の海岸に近づくと、ストンと落ち込む崖地が現 れる驚くほどの急傾斜地だ。その崖上から東へき地に古くからのへき地ち並が続いている。そして、へきちその昔から利用されていたことが忍ばれる細い道「世古道」が多く残っている。この小径を抜けるとどこに行けるのだろうか?と、なにか期待感があふれる。地元の人は“ へえっ?”とかかもしれないが、豊橋市内でも他のまちから来た人は「どこに出るのだろうか、楽しくてしょうがない」と思うのではないか。最近では“ブラタモリ″などTVでも盛んになった木「まち歩き」。元祖は昨年永眠した永六輔さんだ。「遠くに行きたい」という歌を思い出しながら地図上でも迷いながら歩き続ける。このまちなら、きっと常滑や大正村にも負けない魅力、つまり生活がまちを創るという質感を出せるまちづくりができるのではないか、とワクワクしてしまうのは私だけか「字浪入」辺りの世古道、江福院の西側の山道、途中で出会った大崎交番の駐在さんからも道順を聞きながら歩きを楽しむ。今でも子どもたちはこうした世古道を歩いているのだろうか?子どもたちが歓声を上げながら 歩く姿を写真に撮りたかったが、残念ながらその姿はあらわれなかった。 しかしやはり、なんとか防災上の課題を解決しつつ、汐の薫るコンパクトなまち船渡町と大崎町、生活とまちのつくりが一致するこのまちの成り立ちや歴史を、未来への魅力として伝えられるといいなと思う探検でした。

第22号ミナクル通信平成29年2月号に掲載


10、南稜の散歩道

豊橋で世界大会が開催されるのをご存じだろうか?

それは大人の世界大会ではなく、小学生から参 加できる大会で、個人・ペア雑巾がけ・団体の部門でノミネートし、特別に幅の広い木目調の世界をひた走る 世界大会だ。そして、ボール競技でもなく、美しさを競うものでもない。ただ雑巾“を手に床に向き合ってスピードを競う、その名は「世界雑巾2016+」 である。平成28年1225日、会場は野依町の「くすのき特別支援学校」で昨年度に続き2回目の大会が開催された。世界の冠を付けた大会がこの南稜地区で開催されたのだ。 この雑巾がけスピード記録を争う環の中に、東三河の特別支援学校や豊橋聾学世界雑巾かけの4校が参加して競う「くすのきカップ」が今年新設され、62人が雑巾がけタイムを競う。猛ダッシュの生徒もいれば、自分の世界で走る生徒とそれぞれだが、みんな真剣だ。司会者も力が入る。このくすのきカップのいいところは、レースを応援・見守る家族や地域の人々との一体感の中で、力をふり絞る姿があることだと感じた。見学者も驚くほど大勢で、一般のレースとともにこんなに盛り上がりのある大会に仕立て上げたのは、企画実行者と特別支援学校・聾学校の生徒 たちではないだろうか。参加者の一生懸命さに加え、このようなイベントに「世界」の冠を付けた発想を称賛したい。「くすのきカップ」があるからこその世界大会。よくぞ、世界大会。 

第23号ミナクル通信平成29年3月号に掲載

                                 

 お問合わせ先
豊橋市大清水まなび交流館「ミナクル」内  南稜地区市民館
電話番号/0532-26-0010      
E-mail/nanryo@city.toyohashi.lg.jp
所在地/〒441-8133 愛知県豊橋市大清水町字彦坂10-7