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教育長あいさつ

教育長あいさつ ~「生きる力」を磨き深める

       教育長 山西 正泰

 
 教育という崇高な営みは、常に、目の前の子どもをどう育てたいかという明確な見通し(ヴィジョン)を
もって臨むべきものであり、そこには、確かな教育哲学・教育理念(フィロソフィー)がなくてはならない。
これは、1期目就任以来の、私の一貫した信念であります。

 私は、豊橋で教育を受けた子どもが親になったとき、自分の子どもにも豊橋で教育を受けさせたいと思え

る「子どもの夢を応援するまち 豊橋」であるための教育施策を具体的に構想し、展開していこうと考えて

います。

 

   1期目は、「子どもの生きる力を育む」という教育理念のもとに教育施策を展開し、教育現場の改善に取
り組みました。子どもに直接関わる施策としては、10年間慣れ親しんだ2学期制を「新たな3学期制」に
変え、平成32年度からの実施としたことがあげられます。これによって子どもは、学びの基礎、充実、発
展という三段階のステップで学びを深めることができるようになるものと考えます。また、部活動改善とし
ての中学校の朝練禁止は、活動時間を明確にしたことで、子どもの健康を守ることにつながったととらえて
います。

 一方、教職員の多忙化解消のためにと導入した校務支援システムは、成績処理や情報共有に費やす時間を

短くしました。また、メッセージ機能付き電話や学校閉庁日の設置は、教職員の在校時間縮減につながりま

した。教職員の精神的なゆとりと、子どもとじっくり向かい合う時間を生み出したこれらの施策は、間接的

に子どもへと還元されています。

  

 2期目就任にあたり、教育理念を表す言葉を「生きる力を育む」から「生きる力を磨き深める」としまし

た。ここには、教育という営みを、より研ぎ澄まされた言葉で表現したいという私の思いを込めました。そ

の方策としての「一人一人の子どもを大事にした教育活動」が、それぞれの学校で展開されるよう、継続し

て推進していきます

 子どもにとって最大の教育環境は、子どもを取り巻く「人」です。子どもが、生きる力を磨き深めながら

成長していくためには、子どもの伸びようとする芽をみとり、常に寄り添い、そっと背中を押す教師の存在

が不可欠なのです。また、子どもの生活基盤は、家庭や家族でありますが、様々な事情でそれがかなわない

子どももいます。そのようなときは、温かく包み込む地域の人々の存在が欠かせません。学校と地域とでよ

り良い教育環境を築く中で、生まれながらにして善の心や、多くの可能性をもった子どもを、健やかに育て

たいものです。

 

 あらゆるものが加速度的に進展し、価値観も多様化する今日にあって、何も変えないことは後退している
ことであるとの認識が必要です。今後も、「不易」のものは堅持し、「流行」のものは、時代に合うよう改
善を図りながら、子どもたちを取り巻く教育環境の一層の充実に向け、教育委員会の英知を結集し、全力で
取り組んでまいりたいと考えています。 

 豊橋で教育を受けた子どもたちが、自らの道をたくましく切り拓きながら、一人の立派な人間として成長

していってくれることを願ってやみません。