感染性胃腸炎の原因となるノロウイルスやロタウイルスに効果のある抗ウイルス薬はないので、下痢や嘔吐などで失われた水分や電解質を点滴で補給するなど対症療法が中心となります。
市販の下痢止めを使うとかえって回復が遅れることがあります。症状が治まるまでは脱水症状や体力低下を防ぐために水分と栄養をしっかり補給し、十分に休養することが大切です。
幼児、高齢者、基礎疾患のある方ではまれに重症化することがあるので、発症した場合は速やかに医療機関を受診してください。高齢者では吐いた物をのどに詰まらせて窒息したり誤嚥性肺炎によって亡くなる例もありますので、特に注意が必要です。
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感染性胃腸炎
更新日:2017年12月8日