アルコールはノロウイルスにあまり効果がないと言われているので、汚物を処理するには薄めた次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤など)を使います。また、布製品に対しては十分な加熱による消毒方法もあります。
- 嘔吐物や糞便を処理するときは、ゴム手袋・マスク・エプロンを着用する。
- 濃度0.1%の次亜塩素酸ナトリウムに浸した新聞紙や不要な布で嘔吐物などを静かに覆い、外側から内側に向けて拭き取る。廃棄物がしっかり浸かるくらいの消毒薬と一緒にビニール袋に入れて口をしっかり縛り、廃棄する。
- 床などは雑巾に濃度0.02%の次亜塩素酸ナトリウムを含ませて拭き、5分ほど放置した後に水拭きする。
- 処理後は使用したゴム手袋などもビニール袋に入れて廃棄し、最後に丁寧に手洗いをする。
- トイレのドアノブや手すり、冷蔵庫の取っ手など、人が良く触れる部分を0.02%の次亜塩素酸ナトリウムを含ませた布で定期的に消毒する。(一日に何度でも)
- 衣類やタオルなどの布製品は、嘔吐物や糞便をできるだけ取り除いてから0.02%の次亜塩素酸ナトリウムで消毒するか、全体を熱湯につけて85℃以上を保ったまま1分以上加熱消毒する。
- 次亜塩素酸ナトリウムや熱湯が使えないカーペットなどはスチームアイロンを当てて熱をかける。
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更新日:2017年12月8日