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とよはしネイチャースポット保全マニュアル-普門寺(ふもんじ)

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◆スポットの概要

  • 普門寺は、古い歴史を持つ寺院で、国指定重要文化財の木造阿弥陀如来坐像をはじめ様々な文化財があります。
  • 三方をスギやヒノキの山林に囲まれ、南側の平地には水田が広がっています。
  • 普門寺の境内はモミジが多く植えられ、紅葉の時期には、多くの人でにぎわいます。

普門寺

普門寺

◆観察のポイント

 歴史の古い寺院としての歴史的景観を見ることができます。

植物

普門寺の大スギ

 樹齢400年といわれる大スギが本堂前に生えており、豊橋市指定天然記念物となっています。
大杉

普門寺の大スギ

紅葉

 普門寺の境内にはモミジがたくさん植えられており、紅葉の時期には、大勢の人でにぎわいます。

普門寺の紅葉

普門寺の紅葉

動物

里山の野鳥

 一年を通して、シジュウカラやヤマガラなどのカラ類、コゲラなどのキツツキ類を見ることができます。春になるとキビタキやオオルリなどの夏鳥が渡ってきます。冬には、ルリビタキやクロジ、アオジなどが見られます。

地形・地質

チャートの巨石

普門寺・神石山自然歩道沿いに、チャートでできた巨石の鏡岩・斬られ岩・貝吹き岩がみられます。チャートとはプランクトンの死骸等により形成された硅質の固い岩石で、ごつごつした岩肌としわしわの筋目が特徴です。 鏡岩には断層活動の摩擦により鏡のような滑らかな肌(断層鏡面)ができています。斬られ岩も同じで、断層のずれ面が斬られているようにみえるのが名前の由来と考えられています。神石山山頂・尾根筋一帯にもチャートの露岩があります。

普門寺元堂跡

船形山の中腹にある普門寺の元堂跡では、庭園を形作っていた大岩のすそから水が湧き出ています。

◆スポット保全のためのポイント

  • 普門寺は、古い歴史を持つ寺院として、歴史的環境の保全につとめましょう。
  • 南側周辺の水田を含め、里地里山としての景観保全に努めましょう。
  • 多くの市民が参拝などに訪れるので、境内の環境美化に努めましょう。
  • 豊橋自然歩道(普門寺自然歩道支線、普門寺・神石山自然歩道支線)は多くの市民が自然とのふれあいに利用するので沿道の美化に努めましょう。
  • 現地の生態系の保全のため、外部から動植物を持ち込まないようにしましょう。→ 「外来生物について」はこちら

◆法令などの規制

法令名 内容
石巻山多米県立自然公園
(特別地域)
 自然公園法及び愛知県立自然公園条例により、優れた自然を維持するために県立自然公園特別地域に指定されています。木竹の伐採、土地の形状変更、屋外広告の掲出、工作物の建築等について制限があり、実施にあたっては許可が必要です。
国有林  国が所有する山林で、土地や立木等の所有、保育管理、経営等は国の管轄です。
土砂流出防備・
土砂崩壊防備保安林
 土砂の流出が著しく下流域への保全対策が必要なはげ山、崩壊地等を含む地区や、直接の被害が明確に予想される地盤不安定箇所として、森林法により指定された森林。伐採や土地の改変・採取等について制限があります。
保健保安林  森林レクリエーション活動や生活環境を守る地区として森林法により指定された森林。伐採や土地の改変・採取等について制限があります。
豊橋市文化財保護条例  貴重な文化財として、市の天然記念物に指定されています。現状を変更する行為については制限があり、実施にあたっては許可が必要です。

◆アクセス

JR新所原駅下車 徒歩45分。

[地図]

◆周遊ルート

普門寺の境内は、広く散策することができます。
また、豊橋自然歩道(普門寺自然歩道支線、普門寺・神石山自然歩道支線)が境内を通っています。
普門寺への入山時間は、午前8時から午後5時までです。

◆お問合わせ先

■豊橋自然歩道については・・・
  豊橋市役所 産業部 観光振興課
   ( 0532 ) 51 - 2430
■指定文化財については・・・
  豊橋市 美術博物館 文化財センター
   電話番号( 0532 ) 56 - 6060
   豊橋市美術博物館ホームページ「市指定有形文化財」はこちら

■このページ全般については・・・

  豊橋市役所 環境部 環境保全課

   電話番号( 0532 ) 51 -2385

   E-mail/ kankyohozen@city.toyohashi.lg.jp