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とよはしネイチャースポット保全マニュアル-葦毛湿原(いもうしつげん)

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◆スポットの概要

  • 葦毛湿原は、弓張山地に三方を囲まれた標高70m前後の緩やかな傾斜地に広がる湧水湿地です。
  • 湿原の面積は約3.2haで、湧水湿地としては国内最大級の広さを誇ります。
  • 分布が東海地方にほぼ限られる植物(周伊勢湾要素植物といいます)や寒冷地性の植物など学術的に貴重な種が数多く生育していることから愛知県の天然記念物に指定されています。
  • 市街地近郊にある身近な湿原として、春と秋の開花のシーズンには数多くの市民が訪れます。
  • 湿原内に樹木が侵入するなど遷移がすすんだため、2013年から大規模植生回復作業が行われています。

葦毛湿原の写真

葦毛湿原

 

◆観察のポイント

 四季折々の湿原の花を見ることができます。

 

植物

湿原の植物

 トウカイコモウセンゴケ、ミカワシオガマなど分布がほぼ東海地方に限られる植物(周伊勢湾要素植物といいます)や、ミカワバイケイソウ、イワショウブなど氷河期の生き残りとされる植物、ミカヅキグサ、ヌマガヤなどの寒冷地にある植物など、学術的に希少な種が数多く生育しています。

ミカワバイケイソウの写真

ミカワバイケイソウ

 

花のこよみ

 
3月 ショウジョウバカマ など
4月 ハルリンドウ、ツボスミレ など

5月

ミカワバイケイソウ、カザグルマ など
6月 ハンカイソウ、ノハナショウブ など
7月 モウセンゴケ、ノギラン など
8月 サギソウ、ミズギク、ノリウツギ など
9月 シラタマホシクサ、サワギキョウ、イワショウブ など
10月 スイラン、ヤマラッキョウ など
11月 ホソバリンドウ、ウメバチソウ など

ハルリンドウの写真

ハルリンドウ

ノハナショウブの写真

ノハナショウブ

サギソウの写真

サギソウ

 

動物

里山の鳥類

 一年を通して、シジュウカラやヤマガラなどのカラ類、コゲラなどのキツツキ類を見ることができます。春になるとキビタキ、オオルリ、サンコウチョウなどの夏鳥が渡ってきます。湿原の周辺はヤブサメの多い所です。冬には、ミソサザイ、ルリビタキ、アオジ、クロジなどが観察できます。

ルリビタキの写真

ルリビタキ

湿原の昆虫

 ハッチョウトンボ、ヒメヒカゲ、ヒメタイコウチなど湿原でしか見ることができない珍しい昆虫が生息しています。

ヒメヒカゲの写真

ヒメヒカゲ

 

地形・地質

湿原

 尾瀬など多くの湿原は、植物の遺骸が堆積した厚い泥炭層の上に形成されています。しかし、葦毛湿原には、この泥炭層が無く、不透水層のチャートの岩盤の上に薄く堆積した土壌に山からの伏流水が常に流れることによって湿潤状態が形成されているという特殊な湿原です。

 

◆スポット保全のためのポイント

  • 靴などで踏まれた湿原はなかなか元には戻らないので、観察の際には木道から絶対に降りないようにしましょう。同様に湿原内に三脚などを立てることも絶対に禁止です。また、ペットを同伴しての散策も禁止です。
  • 葦毛湿原の水源を確保するため、後背地の山林の沢筋や湧水の保全に努めましょう。
  • 湿原周辺は、コナラを主とした雑木林が多く、自然度が高いので保全に努めましょう。
  • 豊橋自然歩道(葦毛湿原・岩崎自然歩道支線)は多くの市民が自然とのふれあいに利用するので、沿道の環境美化に努めましょう。
  • 湿原植生の保護や周辺のパトロールなど、葦毛湿原とその周辺における環境保全活動に協力しましょう。
  • 湿原の生態系の保全のため、植物や動物を採取したり、外部から動植物を持ち込まないように(植え込まないように)しましょう。→  「外来生物について」はこちら

 

◆法令などの規制

法令名
内容
石巻山多米県立自然公園
(特別地域)
 自然公園法及び愛知県立自然公園条例により、優れた自然を維持するために県立自然公園特別地域に指定されています。木竹の伐採、土地の形状変更、屋外広告の掲出、工作物の建築等について制限があり、実施にあたっては許可が必要です。
風致地区
 樹林地、水辺などの良好な自然景観を保つため、都市計画で定める地区です。建築物や工作物の建築、木竹の伐採、土地の形質の変更等を行うには許可が必要です。
鳥獣保護区
 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律に基づき、愛知県により鳥獣保護区として指定されており、野生鳥獣の捕獲が禁止されています。
国有林
 国が所有する山林で、土地や立木等の所有、保育管理、経営等は国の管轄です。
地域森林計画対象民有林
 森林の施業を計画的・合理的に行うため、森林法による計画がたてられた民有林で、伐採や開発行為の実施にあたっては、届け出または許可が必要です。
愛知県文化財保護条例
(県指定天然記念物)
 貴重な文化財として、愛知県の天然記念物に指定されています。指定範囲内での植物の採取や土砂の掘削など、現状を変更する行為について制限があり、実施にあたっては許可が必要です。

◆アクセス

 豊橋駅東口3番乗り場から豊鉄バス飯村岩崎線(61、63系統)岩崎・葦毛湿原バス停下車 徒歩8分。
 長尾池の近くに来訪者用の公共駐車場があり、約80台程度駐車できます。

[地図]

◆周遊ルート:

 湿原内には木道が敷設されており、それに沿って植物等を観察することが出来ます。また弓張山地の稜線に向かって、豊橋自然歩道(葦毛湿原・岩崎自然歩道支線)が整備されています。

 

◆お問合わせ先:

■観光案内については・・・
  豊橋市役所 産業部 観光振興課
   ( 0532 ) 51 - 2430
  ・豊橋市ホームページ「豊橋のみどころ」はこちら
   
  ・豊橋市ホームページ「緑のスポット/葦毛湿原」はこちら

 

■愛知県指定天然記念物としての葦毛湿原や湿原内での大規模植生回復作業については・・・
  豊橋市 美術博物館 文化財センター
   ( 0532 ) 56 - 6060
   豊橋市美術博物館ホームページ「葦毛湿原」はこちら
   
■豊橋自然歩道については・・・
  豊橋市役所 産業部 観光振興課
   ( 0532 ) 51 - 2430

■石巻山多米県立自然公園については・・・
  愛知県 東三河総局 環境保全課
   ( 0532 ) 54 - 5111 (代表)

■風致地区については・・・
  豊橋市役所 都市計画部 都市計画課
   ( 0532 ) 51 - 2622

 

■このページ全般については・・・

  豊橋市役所 環境部 環境保全課

   ( 0532 ) 51 - 2385

   E-mail/ kankyohozen@city.toyohashi.lg.jp