豊橋ウェブ百科事典「手筒花火」

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豊橋市の手筒花火

手筒サブ画像1

左から:炎の祭典、竹取り、火薬詰め、縄巻き

手筒サブ画像2

左から:発祥の地と言われる吉田神社、神輿で奉納に向かう様子、奉納、ハネ
<概要>
手筒花火は愛知県東三河地方を中心に伝わる花火で、450年以上の歴史があり、豊橋市の吉田神社が発祥といわれています。揚げ手が花火の筒を脇の横に両手でしっかりとかかえるように持ち、巨大な火柱を噴出させ、最後に「ハネ」と呼ばれる炎が、大音響とともに足元に噴き出す勇壮な煙火です。
<歴史>

手筒花火の原形は、情報の伝達手段である「狼煙(のろし)」と言われています。戦国時代に登場した花火は、江戸時代の元禄期以降庶民に広まったといわれ、この地域が盛んになったのは、徳川家康が三河衆に火薬の製造をまかせたことが、花火の発展につながったとも言われています。

東三河の手筒花火は五穀豊穣、無病息災、家運隆盛、武運長久を祈る奉納行事として祭礼で揚げられていますが、近年はイベントなどでも揚げられています。

<仕組>
直径10cm、長さ70cmぐらいの節を抜いた孟宗竹に荒縄を巻き締め、砥石や硫黄に桐灰を混ぜた黒色火薬を手筒1本に1.8kgから3kg詰めたものです。手筒花火は、揚げ手が自ら竹の切り出しから火薬の仕込み、詰め込みまですべて行うことが伝統になっています。
<炎の祭典>
平成8年に始まった煙火のイベントで、毎年9月上旬の土曜日に豊橋公園内の豊橋球場で行われる手筒花火を中心とし、大筒や乱玉、綱火、スターマインなど250本を越えるさまざまな花火が放揚される大型の花火カーニバルです。
<動画>

豊橋手筒花火(3分)

監督:菅原浩志(豊橋ふるさと大使)

<リンク>

手筒花火の放揚スケジュールなど観光情報(豊橋観光コンベンション協会)

https://www.honokuni.or.jp/toyohashi/tezutsuhanabi/

炎の祭典について(炎の祭典公式HP)

https://www.toyohashi-cci.or.jp/event/honoo.php