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保健師からの育児ワンポイントアドバイス 0~3歳児のパパママへ

4か月児・1歳6か月児・3歳児健診で皆さんからよくある質問について、保健師からアドバイスします。

4か月児1歳6か月児3歳児

4か月児

出産後の抜け毛 産後の数か月、抜け毛や髪質(フケ・かゆみ・ぱさつき・細毛・白髪など)に悩む人は多くいます。ホルモンの変化や慣れない育児へのストレスや睡眠不足が関係していると言われています。特別な治療は必要ありませんがシャンプーのあと、よくすすいでトリートメントをしっかりする、頭皮をマッサージして血行をよくするなど、髪の手入れを日ごろから気をつけましょう。また、栄養バランスのよい食事(海藻類などミネラルを多く含むもの)を摂るなど普段の生活に気をつけていれば、産後半年くらいで治まってくるでしょう。
子どもの「向きぐせ」 お子さんが好きな方向ばかり向くいわゆる「向きぐせ」は、多くのお子さんに見られます。斜頚(首の骨や筋肉の張り方が左右で違う)などの病気がなければ心配ありません。向きぐせによる頭のいびつさも、おすわりやハイハイをするようになり頭が上がっている時間が長くなってくる頃には目立たなくなります。どうしても気になる時には、お子さんの苦手な方向から話しかけるなどしてあげましょう。
おっぱいを飲んだ後に吐いてしまう 吐いた後のお子さんの様子はいかがですか?「すっきりした」という表情のことが多いのではないでしょうか。ゲップと一緒に吐いてしまうこともあると思います。吐いた後のお子さんの顔色が苦しそうでなければ、よほど心配はいりません。大人に比べて赤ちゃんの胃の形はしまりがゆるく、少し吐きやすくなっています。ただし、体重の増えがよくない、噴水状に吐くような場合には医師に相談してください。
指しゃぶり 目も見えるようになって、4か月を過ぎてくる頃にはいろいろと興味が出てきます。お子さんがまず、興味を持つのは自分のからだ。「これってなんだろう」と口で確かめます。お子さんが口に手を持っていったときには「勉強してるなぁ」と思ってください。ただ、よだれなどで不潔にもなりやすいので時々拭いてあげてください。もう少しして手先が器用になると手に持ったおもちゃを口に入れるようになります。小さなものは飲み込んでしまう可能性もありますので、お子さんの手の届く範囲に置かないようにしましょう。

1歳6か月児

指しゃぶり 指しゃぶりは、指を吸うことで気持ちが落ち着くため、眠たい時や何もする事がない時など、自然としてしまうことがあります。「やめなさい」と言われると、逆にやめられなくなることもあります。指しゃぶりをしているなと思ったら、おもちゃで遊ぶようになにか持たせたり、一緒に手遊びする等、指を口から出せるような声かけをしましょう。また、眠くなった時や、寝る前だけに指しゃぶりする場合などは無理にやめさせず、しっかり眠ったら指を口から抜くようにしましょう。すぐには治りませんが、長い目で成長をみていけるといいですね。
耳の聞こえ 1歳から2~3歳は、ことばの発達が大きくみられる時期です。ことばの発達には、ことばを覚えるための「聴力(耳の聞こえ)」が欠かせません。普段の生活の中では気づかない軽い難聴でも、ことばがあいまいに聞こえるために、ことばの発達が遅れることがあります。心配な場合は耳鼻科へ受診しましょう。
身長と体重 赤ちゃんの時期に比べて、身長や体重の増え方はゆるやかになります。手足が伸び、スマートになっていきます。母子健康手帳の“身体発育曲線”のページを参考に、お子さんの成長を確認しましょう。
こころ 何でも自分でやりたがる一方で、まだまだおうちの人に甘えたがる“自立と依存”の時期です。自分でやろうとする気持ちを大切にして上手にできたらほめてあげましょう。
事故の予防 運動能力が発達して行動範囲が広がってくるこの時期、高いところからの転落、誤飲、やけど、水の事故、交通事故などが心配されます。家の中を点検するとともに、お子さんにルールを少しずつ教えていきましょう

3歳児

からだ 一人ひとりの個人差がはっきりしてきます。母子健康手帳の身体発育曲線を参考に、定期的にお子さんの成長のペースを確認しましょう。まれに、ホルモンの異常で身長が伸びず、治療が必要になる場合があります。心配な場合は小児科に相談しましょう。
生活習慣 3歳は人間形成の基礎となる時期と言われています。今からきちんとした生活習慣を身につけるようにしましょう。そのためには、おうちの人がよいお手本をお子さんに見せてあげてください。食事やトイレは、できるだけひとりでできるようにしましょう。うまくできたら、ほめてあげて自信をもたせてあげてください。楽しく一日を過ごすためにも、早寝早起きをこころがけ、すっきりとした気持ちで元気に登園できるようにしましょう。
こころ 自立に向かって進んでいる時期ですが、まだまだ不安で、時としてわがままや依存心となって表れることもあります。友だちと遊んだりするとき、自分勝手なことをしたり言ったりすると、みんなと楽しく遊べないことを、体験の中から知るようになります。ほめる機会を大切にし、あたたかく見守りましょう。
友だちづくり これまではひとりで遊ぶことが多かった子も、3歳頃になると数人の仲間となら一緒に遊ぶことができるようになります。子どもは友だちとけんかをしながら、付き合い方や遊びのルール、けんかの後のあやまり方などを覚えていきます。