イベント放映時等における水使用量の変動について
水道事業において、気象や社会情勢、イベント放送などにより配水量などは大きく影響され、制御・運転方法に関わります。11 月5 日阪神タイガースが日本一を決めた日本シリーズ第7 戦(以降第7戦)において大阪市では、試合中の配水量が通常より大きく減少しました。
そこで今回、配水量の変化を豊橋市と大阪市で比較・分析し、今後の運転管理の参考とするため考察してみました!
豊橋市と大阪市の配水量比較
豊橋市のピーク時間比較
データ分析と考察
第7戦が行われた日、豊橋市でも試合時間の19 時~22 時の配水量が減少しました!また、ピーク時の配水量が他の日と比べ若干シフトしていることがトレンドグラフより見て取れます!
これは試合前に風呂やトイレ等を済ませたからではないかと推測できます。さらに、第7戦で阪神の優勝が決まる21 時台は大阪市が約20%減に対し、豊橋市は約7%減であることから、テレビに釘付けになっていた阪神ファンは大阪市より少なく、豊橋市の配水量への影響は小さかったと考えられます。
見解
今回大阪市では配水量の著しい変化に対し、市の監視制御によって支障なく安定給水されました。豊橋市において同様に配水量の著しい変化があった場合でも、24時間の監視体制や、圧力制御システムなどによって細かい流量変化に対応しています。今後もお客様に影響を与えないよう安定的な水の供給に努めていきます!