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高校生技術アイデア賞/平成18年度入賞作品

平成18年度 高校生技術アイデア賞入賞作品

 将来を担う高校生のみなさんが、ものづくりへの関心を持つとともに、探究心や創造性に富んだ人材を育成することをねらいとして平成16年度から開始しました。
 6校から64点の応募があり、入賞5組が決定しました。

最優秀賞 羽ばたけ設楽カブトムシ-ブランドカブトムシ育成技術の開発-
田口高等学校林業科 
原田紗良さん、丸山真俊さん、村松徹哉さん

優秀賞
(2点)

ピタゴラルーレット
豊川工業高等学校電子機械科 
平間孝博さん、西尾将弥さん、皿井幹弥さん
酒井一樹さん

ワンウェイトランスミッション=省エネカーの効率走行を目指して=
豊橋工業高等学校機械部 
中神雄太さん、白井隆仁さん、西野秀基さん
平尾政嗣さん、須藤宏克さん
入選
(2点)
障害に応じた安全・安楽な車椅子グッズ
宝陵高等学校衛生看護科 
間渕あゆみさん、中村結未さん、石黒紋加さん
下中由紀さん
河童37号
豊橋工業高等学校電子機械科 
松本頌生さん、伊藤孝洋さん、森正至さん
山内惇平さん、榎本聖也さん

最優秀賞

羽ばたけ設楽カブトムシ-ブランドカブトムシ育成技術の開発-
田口高等学校 林業科 
原田紗良さん、丸山真俊さん、村松徹哉さん 

田口高等学校林業科の皆さん 炭窯の様子

 設楽ブランドカブトムシの育成技術を考案しました。温室内の温度管理や成虫の体を構成している成分を分析し、その成分をマットに添加するなど工夫を凝らすことで(1)通常よりも早い時期に羽化する技術(2)大型化(3)生存率の向上に成功した。昆虫ブームの今、このカブトムシを使い地域活性化を目指します。

受賞者のコメント

 私達の研究成果を評価していただき、大変嬉しく思います。私達の身近な林産物であるカブトムシの地域ブランド化を目指し、授業の時間はもちろん、授業後や休日も使って調査・研究を進めてきました。始めてまだ1年ということもあり、どうすればよいのか悩むことが多くありました。また、実験データが膨大で大変苦労しましたが、それを超える研究の魅力に取りつかれ、今回の発表ができる形まで調査・研究を進めることができました。今後は、後輩達にこの研究を引き継いでもらい、立派な“設楽カブトムシ”を作ってもらいたいと思います。
 日頃から応援してくれた家族やお世話になっている先生方へ感謝の気持ちでいっぱいです。

選考委員講評

 奥三河地域の特色を活かし地域活性化を考えたすばらしい取り組みです。自ら大学に成分分析を依頼され、一年間かけて多くのデータを収集し、分析した研究成果であり、学術的にも高く評価されます。今後さらに研究を進め、設楽ブランドのカブトムシが普及することを期待します。

優秀賞

ピタゴラルーレット
豊川工業高等学校 電子機械科 
平間孝博さん、西尾将弥さん、皿井幹弥さん、酒井一樹さん

豊橋工業高等学校電子機械科の皆さん AGGREGATE号(河川浄化ロボット)

 イベントなどで子供を対象とするルーレットゲームを考案しました。PIC(Peripheral Interface Controller:周辺機器の制御を行う集積回路)を使用することでプログラムが3種類の当たり確率をランダムに決めます。玉を使ったアクションで見て楽しく、穴に入るまでのワクワク感がゲームを面白くさせます。短時間で誰でも楽しく参加することができます

受賞者のコメント

 私たちは文化祭や地域行事で子供達が楽しく遊べる作品を作りたいと思いました。穴に落ちたビー玉でルーレットが回り、当たり外れを出すところにゲーム性を持たせました。簡単なゲームですが、工業高校で学んだ知識と技能で完成した作品を多くの子供達が楽しんでくれる姿にものづくりの楽しさを味わうことができました。未来を担う子供達がひとりでも多くものづくりに興味を持って欲しいと思います。

選考委員講評

 PICを利用することで当たる確率を自由に決められるなどゲーム性を高めています。また回転台内部の配管などに工夫が見られます。今後は玉が確実に穴に入るようにしたり、外観のデザインにも配慮するとより一層楽しめそうです。

優秀賞

ワンウェイトランスミッション=省エネカーの効率走行を目指して=
豊橋工業高等学校 機械部 
中神雄太さん、白井隆仁さん、西野秀基さん、平尾政嗣さん、須藤宏克さん

三谷水産高等学校情報技術部の皆さんデジタル水質調査の様子

 省エネカーレースに参加して、少ない予算と動力で勝つための工夫をしました。今回は、一定方向にしか回転しない「ワンウエイクラッチ」という軸受を利用した変速機で、モータの正転・逆転を変えるだけで変速ができるものです。これで、スタート時の加速が良くなり、構造が単純なため故障も少なくなりました。

受賞者のコメント

 私たちは、3年間コツコツと省エネカーの製作に取り組んできました。審査員の方々から、アイデアはもちろんのこと、歯車などの素材を手作りで加工することに感銘していただき、3年間の努力が報われたようで、胸が熱くなる思いでした。これからも、さらなる飛躍をめざして「ものづくり」に励みます。

選考委員講評

 変速機を故障なく作動させるために、ワンウェイクラッチを利用しギアチェンジを要しない2段変速機構にした点が特徴です。歯車は全て高校生の手作りで、その技術力は高く評価できます。省エネカーレースでは是非勝っていただきたいです。

入選

障害に応じた安全・安楽な車椅子グッズ
宝陵高等学校衛生看護科
間渕あゆみさん、中村結未さん、石黒紋加さん、下中由紀さん

宝陵高等学校衛生看護科の中村さん 円背枕(えんばいまくら)使用の様子

 車椅子をテーマに様々なグッズを考案しました。移乗するときに下肢をぶつけてもケガしないためのフットレストカバー、手を滑りにくくするためのハンドリムカバー、片麻痺の患者さんが座位を保持できる枕、認知症の患者さんが抑制されることなく自ら握るようになる事故防止安全バーを提案し、車椅子の乗り心地を良くします。

受賞者のコメント

 私たちが臨床実習を通して考案した作品が審査委員の方を始め、多くの方に評価していただき、大変嬉しく思います。他校の発表は興味深く、とてもよい経験をさせていただきました。これを機に今後とも患者様のために考え、行動できるようになりたいと思います。

選考委員講評

 看護実習体験に基づく衛生看護科ならではの発想で、様々な患者さんの症状に応じた工夫がされています。まだ試作化されていないアイデアについては、患者さんが安全・安楽に車椅子を利用できるよう、是非、試作品づくりに挑戦して欲しいです。

入選

河童37号
豊橋工業高等学校 電子機械科 
松本頌生さん、伊藤孝洋さん、森正至さん、山内惇平さん、榎本聖也さん

宝陵高等学校衛生看護科の皆さん楽座居(らくざい)使用の様子

 エコプリフ(無光触媒)や炭素繊維などを利用した河川浄化ロボットを考案しました。エコプリフが、光の有無(昼夜、水中)にかかわらず有害物質の分解を行い、炭素繊維で汚れを絡め取り、微生物の増殖も助けます。動力は、ソーラーシステムで環境にも配慮しました。さらに、ビー玉のスライダー式シャワーやシャンパンタワーなど、水を使ったアトラクションで見る人も楽しませます。

受賞者のコメント

 私たちのロボットが、このような輝かしい賞をいただき、大変うれしく思います。また、卒業を前に大きな記念になりました。
 今回、製作したものは、汚れて光のない水中でも触媒効果のある「無光触媒」や「炭素繊維」を利用した水質浄化ロボットです。今後も、実用的で楽しいロボット作りに励みたいと思います。

選考委員講評

 河川の浄化という環境に対する取り組みで、無光触媒や炭素繊維を利用したり、動力にはソーラーシステムを使用するなど工夫されています。今後はこのロボットによって得られる河川浄化効果と自然環境に対する影響についても調査・研究するとよいでしょう。

<その他の上位アイデア・作品名>
豊川工業高等学校 前田佳孝さん、山口慎也さん 電動ラインカー
豊橋工業高等学校 永井良憲さん、佐久間洋兵さん、米津伸男さん、 中村僚平さん 水質浄化オレンジロボット
今村健介さん ボルトストッパー
白井隆仁さん 階段も余裕な旅行バッグ
新城高等学校 松下由佳さん、池野場由巳さん、高柳祐子さん、 中河里沙さん、夏目朋江さん、宮原さやかさん 留守番ボトル
豊橋商業高等学校 荒木智也さん スタンド・アンブレラ