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食害

 アカウミガメの卵が動物により食べられてしまうことを「食害」といいます。後背地の森林からやってくるキツネやタヌキ、野犬など、場所により危害を加える動物は様々ですが、大変残念なものです。時には海岸でのバーベキューの残飯や弁当ガラなどが無造作に捨てられ、これらが動物を引き寄せ、食害を引き起こすかもしれません。あるいは海岸で放し飼いにされた飼い犬が食害の原因になるかもしれません。
 食害は、動物が匂いから察知して起こるものと推測されますが、詳細はわかっておりません。産卵巣の移植作業により漏れた匂いが原因では、との意見もありますが、産卵日から食害に遭うまでの日数は、これまで確認できた限りで30日~40日前後が最も多く、移植時の産卵巣の匂いがこの期間中ずっと残っているとは考えにくいため、今後も原因究明をすすめる必要があります。 

食害を受けた産卵巣
食害を受けた産卵巣

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