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市有施設に係る吹付けアスベストの再調査結果について
 市有施設のアスベスト対策は、クリソタイル、アモサイト、クロシドライト(以下「クリソタイル等」という。)の3種類について、17年度より使用実態調査を進め、アスベスト含有の吹付け材の使用が判明した施設については、順次、除去工事を実施してきました。
 今回、従来からのクリソタイル等に加え、トレモライト、アンソフィライト、アクチノライト(以下「トレモライト等」という。)の3種類のアスベストが追加され、国からトレモライト等3物質の分析を行うとともに、その分析の過程でクリソタイル等の含有の可能性についても調査するよう通知されたことに基づき、これまで除去対策を実施した施設等を除いた市有施設82施設(分析か所数176か所)について、吹付けアスベストの再調査を実施しました。
 その結果、15施設(16か所)において基準値(アスベスト含有0.1%)を超える吹付けアスベスト(種類はクリソタイル)の使用が判明しました。
 前回調査(17年度調査)では「含有なし」と判定された施設が今回、基準超過となった理由として、17年度に調査した当時に比べ、分析方法の改定により精度が向上したことによるものと考えております。
 調査結果について以下のとおり公表します。

1.吹付け材アスベスト(石綿)含有調査結果について

 市有施設82施設(分析か所数176か所)の吹付け材について調査を行った結果、トレモライト等追加された3物質については検出されませんでしたが、15施設(16か所)において基準値(アスベスト含有0.1%)を超えるクリソタイルが検出されました。
 なお、アスベストが検出された施設名、所在地、検出場所、使用部位、含有率(%)は別紙資料のとおりです。

別紙資料 基準値を超える吹付けアスベストの使用が判明した施設(pdf/14kb)

施設利用状況

調査
施設数
(注)

分析
か所数 
基準超過した
施設数及び
分析か所数
基準超過した
施設のアスベスト
含有率
(種類はクリソタイル)
アスベスト
含有率
基準値
不特定の
人が出入りする施設
57
138
10施設
10か所
0.7~4.0%
0.1%
業務上特定な
人が出入りする施設
30
38
5施設
6か所
0.8~5.4%
82
176
15施設
16か所
0.7~5.4%
(注)施設利用状況別の調査施設数は5施設について重複あり。

2.室内アスベスト飛散状況調査結果について

 基準値を超えて含有が判明した15施設について、室内アスベスト飛散状況調査(空気中の濃度を測定)を行った結果、市民が利用する施設(不特定の人が出入りする施設)10施設については、すべて空気中のアスベストは検出されず、飛散はありませんでした。
 その他5施設(業務上特定な人が出入りする施設)については、2施設(発電機室等)で空気中のアスベストが検出されましたが、大気汚染防止法で定める基準(空気1リットル中10本以下)を大きく下回っておりました、残りの3施設(ポンプ室、機械室)については、空気中のアスベストは検出されず、飛散はありませんでした。

施設利用状況
施設数
測定地点数
室内空気中のアスベスト濃度
大気汚染防止法で
定める基準
不特定の
人が出入りする施設
10
15
検出なし
10本/リットル
業務上特定な
人が出入りする施設
11
検出なし~0.54(本/リットル)

3.今後の対応について

 今回の調査結果により、基準を超えて含有が確認された施設については、今後、順次、除去工事を実施してまいります。
 除去対策までの間は、日常的な経過観察を続けてまいります。