臍帯血とは

「臍帯血」とは、赤ちゃんとお母さんを結ぶ臍帯（へその緒）と、お母さんの胎盤の中にある血液をいいます。臍帯は出産時にしか採れない貴重な血液で、出産後は不要となりますが、その血液中には骨髄と同じように、赤血球、白血球、血小板を作り出すもとである「造血幹細胞」が豊富に含まれています。なお、臍帯血の採取にあたっては、母子ともに危険や痛みはありません。

臍帯血移植とは

臍帯血移植は、骨髄移植や末梢血幹細胞移植と同じ造血幹細胞移植の一つで、白血病や再生不良性貧血などの血液疾患、ある種の遺伝疾患などの治療に使われます。

臍帯血の提供にご協力ください

「さい帯血バンク」は善意により提供された臍帯血を冷凍保存し、臍帯血移植を希望する患者さんに提供する組織です。移植を行う病院は「さい帯血バンク」に登録された臍帯血から、患者さんに適合する血液を選ぶことができます。

移植手術の安全を確保するため、臍帯血の採取はどの病院でも可能なわけではありません。「さい帯血バンク」と契約している病院で提供することができます。

臍帯血の提供及び移植に関するご質問、お問い合わせ先

中部さい帯血バンク（外部リンク）