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【友好都市(1987年5月~)】中華人民共和国江蘇省南通市との交流

豊橋の国際交流 

中国江蘇省南通市との友好都市交流

国旗の画像(日本) 国旗の画像(中国)
南通市の概要

人口

773万3千人(2021年統計)

面積

8,001km2

位置

上海から揚子江(長江)をさかのぼること128km、江蘇省の南部に位置し、南には揚子江(長江)東には黄海が広がり、水と天然資源に恵まれた地域である。

産業

軽紡化学・機械・建材・食品産業・電子家電工業

施設・観光資源

濠河(市の中心部を囲む堀)、狼山(中国八小仏教名山の一つ)、南通博物苑

※南通市作成の市紹介スライドはこちら:南通市観光プロモーションスライド.pdf( 7880KB )

友好都市提携に至る経過

 愛知県と江蘇省、名古屋市と南京市が友好提携の関係にあり、経済発展の目覚ましい中国を視察して地域発展の参考とすることから、昭和59年9月に豊橋商工会議所の経済視察訪問団が南通市を訪問した際に、江蘇省人民政府副省長より友好提携の申し出が出されました。そのことを機に様々な交流を続け、昭和62年5月26日に友好都市提携の運びとなりました。


1984年(昭和59年)
  • 豊橋商工会議所中国経済視察団が南通市を訪問。
  • 南通市副市長 陸中凱氏来豊。
1985年(昭和60年)
  • 豊橋市税務部長・企画課長が中国事情調査のため南通市ほかを訪問。
1986年(昭和61年)
  • 豊橋市議会議員・助役の一行が南通市を訪問。
  • 豊橋商工会議所・豊橋日中交流協会訪中団が南通市ほかを訪問。
  • 豊橋市青少年海外派遣中国訪問団が南通市を訪問。
  • 豊橋市長、南通市からの友好提携の申し入れに応じる旨を表明のため、江蘇省並びに南通市長を表敬訪問。
1987年(昭和62年)
  • 5月26日豊橋市にて、友好都市提携調印。

交流の内容

 当初は豊橋市友好訪問団の派遣、南通市友好訪問団の受入を毎年行っていましたが、平成2年から隔年毎に行うこととなり、同年、豊橋市青少年海外派遣事業(豊橋市国際交流協会主催)による中学生の南通市訪問(現在は3年毎)が始まりました。提携15周年にあたる平成14年度には記念訪問団を派遣し、南通市で友好提携15周年覚書に調印。その翌年から専門分野における相互交流が開始されました。
 平成29年度には提携30周年を迎え、行政関係者からなる友好訪問団だけでなく、市民訪問団も相互訪問を行い、更なる交流・友好の発展を誓いました。

 

交流の経緯

 1. 友好訪問団
 交流による相互理解を通じて、両市の親善を一層深めるため友好訪問団の派遣・受入をしています。
 平成22年度からは派遣と受入を交互に行っています。


 2. 専門分野訪問団
 平成14年、友好提携15周年を記念した「覚書」により、平成15年度から広範な交流と専門分野での交流を進めることを目的に専門分野訪問団を派遣・受入しています。
 
 平成15年度 太極拳指導者受入    平成16年度 柔道指導者派遣
 平成17年度 環境行政職員受入    平成18年度 環境行政職員派遣
 平成19年度 農業行政職員受入    平成20年度 農業関係者派遣
 平成21年度 医療関係者受入     平成22年度 医療関係者派遣
 平成24年度 博物館等行政職員受入  平成24年度 博物館等行政職員派遣
 平成26年度 介護・福祉行政職員受入 平成27年度 介護・福祉行政職員派遣
 平成28年度 教育・文化行政職員受入   平成30年度 教育・文化関係者派遣

最近の出来事

南通市からの新着情報→南通地下鉄1号線が開通しました(令和4年11月10日)

友好都市である南通市・国際課からの新着情報をお届けします!

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「都市と都市を結び、未来を築く」

○南通地下鉄1号線が11月10日に開通

 11月10日午前7時、南通地下鉄1号線の開通式が、大劇場駅で盛大に執り行われた。本格的な「地下鉄時代」に入ったことは、南通市の今後の発展において画期的な慶事であり、「好通」(便利な交通)とも言える。

 

 迅速な移動を可能とする地下鉄の開通は、南通市民の利便性を向上させるとともに、南通市が、現代的かつハイクオリティな都市として成長を遂げるための確かな第一歩でもある。

 

 南通地下鉄1号線一期工事は南通市内における軌道交通の中心ルートであり、全長は、39.182キロメートルで28駅が設置される。1号線は、南通市建築史上最大かつ最も複雑なインフラ工事であり、新設される駅は、ユニークな江海文化と融合したデザインが採用されており、「風を切って波に乗る、先駆者となる」という合言葉のもと、チャレンジ精神あふれる南通市を象徴している。

 

 また、南通地下鉄2号線は、全長が20.85キロメートルで17駅が設置される。

2018年10月に着工し、2023年に開通する予定となっている。2号線開通後、1号線と2号線は南通市軌道交通として、言わば「糸から網まで作れる交通網」という将来の交通目標のもと、都市と都市とを滞りなく繋ぐことになり、都市としての集積機能の向上といった視点からも重要な意義を持つことになる。

 

 南通市国際課の担当者は、豊橋市民の皆様に早く南通市を訪問していただきたいと、心から望んでいます。南通市は、2020年に長江をまたぎ上海と南通を結ぶ大橋(鉄道道路併用橋)が開通するなど、目覚ましい発展が続いています。早くコロナが落ち着いて、実際に訪れてみたいですね。

オンライン交流イベント「現地スタッフと話そう!南通市の最新情報」を開催しました(令和4年10月10日)

まちなか図書館インターナショナルスペースにて、豊橋市と南通市の友好都市協定提携35周年を記念して、イベント を行いました。

お互いの市の担当者は、このイベントをきっかけに、ますます両市の交流が深まることを期待し、コロナ収束後は豊橋市民に実際に南通市を訪れてほしいと述べました。

最新の南通市のプロモーションビデオは、美しい景色が多く、見ていた豊橋市民の方も心惹かれている様子でした。そして、南通市の最新情報の紹介では、開通したばかりの大橋(鉄道道路併用橋)の鉄道を使うと、上海ー南通間が最短約1時間で移動することが可能になったことなど、近年の目覚ましい発展ぶりには、皆さん驚かれている様子でした。観光情報にまつわるクイズでは、皆さん積極的に手を挙げて答えてくださり、南通の貴重な伝統工芸品である藍染の飾り物をゲットされていました。お子さんも見事に正解していました。全て演技が良いものだそうです。

イベントの最後には、会場となった、まちなか図書館で展示されていた、豊橋の伝統工芸品である帆前掛けを、南通市の皆さんに向けて紹介しました。

コロナ対策が厳しく、現在は実際に訪れることが非常にむずかしい南通市ですが、オンラインで、両市民の皆さんに、お互いの市を身近に感じてもらえる機会になったと思います。

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

 

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<クイズの景品としてお渡しした藍染の飾り物>

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南通市から救援物資(マスク、防護服)が届きました。(令和2年5月7日)

   中国において新型肺炎の感染拡大状況が収束に向かう一方、日本で新型肺炎の感染が拡大していることから、

   中国・南通市より、救援物資が届きました。

 

   ○救援物資の内訳:サージカルマスク 20,000枚

            防護服      1,500着

    中国からの救援物資の受領

   ※今回受領した救援物資は空輸便にて届いたものですが、近日、船便にて追加のマスクが届く予定です。

            (11,250枚のマスクが、5月11日(月曜日)に追加で届きました。)

 

南通市への物資支援について(令和2年2月4日)

中国における新型肺炎の感染拡大を受けて、本市の友好都市である南通市に向けて

下記の救援物資を送りました。

○サージカルマスク 10,000枚

○医療スタッフ用物資(感染防止着、帽子、N95マスク、手袋)1,000セット

写真(救援物資 参考)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和元年度 友好訪問団派遣

■友好訪問団の概要

・派遣期間 令和元年12月17日(火曜日)~19日(木曜日)3日間

・訪問団  5名

      団 長: 金田 英樹 豊橋市副市長、

      副団長: 堀田 伸一 豊橋市議会副議長

・訪問先  南通博物苑、南通城市博物館、南通市人民政府庁舎(見学のみ)、

      武蔵精密工業(株)南通工場、南通中央創新区、狼山

写真(記念品交換、武蔵精密工場視察)

南通人民政府の方々と実際にお会いし、今後の友好関係の継続や更なる交流関係の発展について

お互いに協力することを確認するとともに、南通市の状況について様々なことを教えてもらいました。

 

友好訪問団の活動詳細に関しては こちらの報告書をご覧ください。

 

◎南通市で進む巨大プロジェクトとは?

 

■長江デルタ一体化開発プロジェクト

『長江デルタ一体化開発プロジェクト』は、国家レベルのプロジェクトでこのプロジェクトに

南通市に関わる記述がいくつか掲載されているそうです(※プロジェクトは、南通だけでなく、

上海を中心に周辺27都市の開発を目指すものです)。

(1)南通新空港建設

上海デルタ都市圏の中枢空港に指定され、現在の南通空港が移転し、規模も拡大されます。

上海空港は、東の沿海部に位置し、中国の西側向けのフライトが多く、また、常に混雑しており、

土地等の資源が不足しているため、新南通空港は西側路線を避け、北向けのフライトを担い、

空中資源の一部としての役割を果たす予定とのことです。

(2)揚子江を渡る橋の建設

2本の橋がすでに整備済み。現在3本目の橋が工事中であり、さらに今後20年の間に、

5本の橋が整備される予定だそうです。3本目の橋は、近日開通予定で、上が車、下が新幹線用であり、

新幹線が開通すると、約40分間で上海・南通間を移動できます。

上海と南通は、一つの都市圏のようになり、南通の立地条件は、ますます向上します。

(3)コンテナ専用の港の建設
これまでは、揚子江で荷揚げをしていましたが、南通の沿岸部(黄海)に海
の港を建設し、荷を世界に運ぶことができるようになります。

 

■南通中央創新区開発プロジェクト(2016-2021)

2016 年から始まった5年間のプロジェクトで、南通市が構想し、開発を進めています。

現在3年目。インフラの整備はほぼ終わり、今後は人材等を集めて最終年にプロジェクトの実現を

目指しています。

中央創新区は、面積17 平方キロメートルで、革新発展エリア(研究所等を建設。多くの企業が

創新区への進出を検討している。)、医学センターエリア(南通第一市民病院を建設中)、

展示展覧エリア(国際会議場、展示場を整備。今年10月に完成し、既に供用開始されている。)と

生活エリア(居住区)に分かれており、将来、南通発展の中核区となるよう展望しています。

今後、ホテル、商業ビル、住宅、小中学校も建設予定で、地下鉄1号線、2号線、新幹線の駅もあり、

利便性の高い地区と考えています。南通市は、教育に力を入れている街であり、

「中国の教育を見るなら江蘇省、江蘇省の教育を見るなら南通」と言われ、子ども、家庭にも良い環境です。

また、研究所は、研究のみで実際の製造はしないので環境的な負荷も少なく、その点も魅力の一つと

なっています。

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