推進計画の総括
 推進計画では、豊橋市動物愛護センター(仮称)の整備に向けた取組みを進めました。また、犬や猫の適正飼養の徹底と殺処分数を可能な限り減らすことに資する取組みのほか、動物とのふれあいや動物愛護イベントの実施などにより、広く市民に周知啓発を行い、動物への愛護の推進を図りました。
  豊橋市動物愛護管理推進計画(令和元年度~5年度)(PDF/490KB)
 
<指標の実績>
推進計画では、犬・猫の譲渡率、殺処分数及び引取り数を指標とした目標値を定め取り組みました。
    
        
            | 指標 | 令和5年度実績 | 目標値 | 
        
            | 犬 | 譲渡率 | 73.3% | 90%以上 | 
        
            | 殺処分数 | 4頭 | 5頭以下 | 
        
            | 引取り数 | 9頭 | 5頭以下 | 
        
            | 猫 | 譲渡率 | 86.0% | 75%以上 | 
        
            | 殺処分数 | 7頭 | 25頭以下 | 
        
            | 引取り数 | 44頭 | 100頭以下 | 
    
 
推進計画の取組みと成果
  推進計画の基本方針に基づき実施した主な取組みと成果は以下のとおりです。
 
Ⅰ 動物の愛護及び管理に対する理解の推進
 1 動物の適切な愛護及び管理に対する市民の共通理解の推進
 2 犬や猫の譲渡推進
 3 動物との「ふれあい活動」の推進
 4 飼い主のいない猫対策の推進
    
        
            | 多様なツールを活用した動物愛護の啓発活動の実施 ⇒HP(随時)、広報とよはし(随時)、ケーブルテレビの市政情報番組(1回)、インスタグラム(令和5年9月開始)など
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            | 「動物の命について考える」をテーマとした小学生向け出前講座の実施 ⇒令和2年度開始、延べ小学校54校、127クラス3,594名が参加
 
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            | 新型コロナ感染症の影響下での「豊橋市動物愛護デー」や「ふれあい活動」の実施 ⇒令和元・4・5年度動物愛護デーの開催(令和2・3年度は中止)、ふれあい教室の実施(一部中止)
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            | 犬や猫の積極的な譲渡の実施 ⇒5年間で犬72頭、猫385頭を譲渡
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            | インスタグラムを活用した譲渡機会の創出 ⇒インスタグラムをきっかけとした譲渡希望の申込み
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            | 模範的な飼い主の育成 ⇒譲渡希望者を対象にした講習会開催(年1回)、譲渡時の適正飼養に関する指導(随時)
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            | 動物の習性を理解し、動物との正しい接し方を学ぶためのふれあい活動の実施 ⇒ふれあい教室 令和4年度、5年度各1回
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            | 地域猫不妊去勢手術費補助金の支援拡充 ⇒実施頭数の拡大(令和5年度:241頭(平成30年度比+186頭)、1頭ごとの補助金額の増額、申請要件の緩和、申請の簡素化
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            | 市内広範囲での対策推進 ⇒新規補助金交付地域の5年間の累計:46地域(町単位)
 【参考】平成23~30年度の補助金交付地域の累計:79地域(町単位)
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Ⅱ 適正飼養の推進
 1 飼い主等の知識及びマナーの向上
 2 終生飼養等の推進
 3 所有者明示(個体識別)措置の推進
    
        
            | 犬及び猫に関する苦情や相談に対し、必要に応じ直接現場を確認し、対面による指導の実施 | 
        
            | 動物愛護講習等の実施 ⇒5年間で、4,202名が参加(小学生向け出前講座の参加者も含む)
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            | 引取りを依頼する飼い主に向けた、終生飼養への理解を促す指導 ⇒令和5年度引取り件数:犬9頭(平成30年度比+1頭)、猫44頭(平成30年度比△106頭)
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            | 保健所から譲渡する犬猫へのマイクロチップ装着の実施 ⇒令和2年7月以降、犬35頭、猫255頭のマイクロチップ装着 | 
        
            | ペット防災訓練の場等を通じた啓発 ⇒総合防災訓練(年1回)、校区防災訓練等(随時) | 
    
 
Ⅲ 関係団体、ボランティアとの連携及び危機管理対応の推進
 1 関係団体、ボランティアとの連携推進
 2 狂犬病予防及び発生対策の推進
 3 大規模災害発生時の対策推進
    
        
            | 動物愛護週間関連行事等における関係団体との連携 ⇒動物愛護デーでの連携、定期的な意見交換会の開催(年1回程度)
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            | 狂犬病予防接種実施の指導啓発 ⇒実施率80%強を維持
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            | 犬の登録と狂犬病予防注射接種に関する啓発 ⇒HP(随時)、FMラジオ(年1回程度)
 
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            | 未注射の飼い主への督促 ⇒はがきによる督促(年1回)
 
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            | 防災部局と連携した校区防災訓練等でのペット同行避難の実動訓練の実施 ⇒令和5年度開始、令和5年度3回実施
 
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            | ペット防災チラシ、ペット防災手帳の作成及び配布 ⇒総合防災訓練、校区防災訓練等での配布(随時)
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Ⅳ 新たな動物の愛護及び管理推進のための環境整備
 1 動物の愛護及び管理推進拠点としての動物愛護センターについて
    
        
            | 令和7年秋の開所に向けた動物愛護センター整備の推進 ⇒豊橋市動物愛護センター(仮称)基本計画(令和3年度)豊橋市動物愛護センター(仮称)整備基本計画(令和4年度)
 整備予定地取得、施設の実施設計(令和5年度)
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「人と動物が共生する住みよいまち豊橋」を目指し取組みを進めます
・豊橋市動物愛護管理推進計画(以下「推進計画」という。)は、動物愛護センターの整備など本市独自の課題に取り組むために策定し、令和6年3月末をもって計画期間の満了を迎えました。この間、豊橋市動物愛護センター(仮称)整備の取組みが進み、令和7年秋の開所に向けた建設工事を進めています。
・推進計画で掲げた基本理念や取組みは、「豊橋市動物愛護センター(仮称)基本計画」「豊橋市動物愛護センター(仮称)整備基本計画」の中にも受け継がれており、今後は、両計画に基づき動物愛護センターの整備を進めるとともに、動物愛護管理法に基づき愛知県が策定している愛知県動物愛護管理推進計画に沿って、「人と動物が共生する住みよいまち豊橋」を目指し、取組みを進めていきます。