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とよはしエコマネジメントシステム(T-EMS)の推進

1.豊橋市における環境マネジメントシステム

 豊橋市では、市自らが率先して一事業者・消費者として環境に配慮した行動を実践し、環境負荷の低減や環境保全を図ることを目的と して「豊橋市エコアクションプラン(豊橋市地球温暖化対策実行計画)」を定め、国際規格のISO14001に基づいた環境マネジメントシステムを運用して きました。
 平成25年度からは、ISO14001の規格にとらわれず、積極的・独創的な環境への取り組みを促進するため、本市独自の環境マネジメントシステム「とよはしエコマネジメントシステム(T-EMS)」に切り替え、運用を始めました。

    豊橋市エコアクションプランについては、こちらをご覧ください。pdf( 200KB )
  豊橋市エコアクションプラン(別表第1)( 176KB )

2.とよはしエコマネジメントシステム(T-EMS)の目的 

(1) 豊橋市エコアクションプランの推進

 「豊橋市エコアクションプラン」で掲げる目標の進行管理を適切かつ効果的に運用します。

(2) エネルギー使用の合理化

 「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」に基づき、市役所庁舎をはじめとする市施設全体のエネルギー使用実態の把握と、エネルギー使用の合理化を図ります。

(3) 環境負荷の低減

 本市の事業活動を行う上では環境にさまざまな影響を与えていますが、省資源・省エネルギーの推進、ごみの減量、リサイクルなどにより、事業活動の全般にわたって環境への負荷を低減します。

(4) 職員の環境に対する意識の向上

 とよはしエコマネジメントシステム(T-EMS)は全職員により運用しているため、職員一人ひとりが自分たちの事業活動による環境への影響を認識し、環境負荷の低減や環境保全に向けて取り組むことにより、環境に対する意識を向上させます。

(5) 市民・事業者へのアピール

  豊橋市の特性にあった独自の環境マネジメントシステムを活用して、市の事業活動に伴う環境への負荷低減を継続的に進めていくことにより、『環境実践都市』を目指したまちづくりに取り組むことを市民・事業者に広くアピールします。

3.とよはしエコマネジメントシステム(T-EMS)の主な特徴

  1. これまで複数あった環境マネジメントシステム(ISO14001、施設ISO等)を統合・発展しました。
  2. 「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」及び「地球温暖化対策の推進に関する法律」に対応し、豊橋市が直接運営する施設に加え、対象範囲に指定管理者が管理・運営する施設も含めました。
  3. 毎年度、各部署がそれぞれの特性に応じた、独自の重点取組目標を設定し、積極的に推進することにより、豊橋市の独自性を発揮した環境への取り組みを行います。

4.とよはしエコマネジメントシステム(T-EMS)の流れ

 とよはしエコマネジメントシステム(T-EMS)では、一般的に「PDCAサイクル」と呼ばれる、Plan(計画)→Do(実行)→Check(点検)→Action(見直し)のサイクルを繰り返し、事業活動から生じる環境への影響を継続的に改善していきます。

(1) Plan・・・目標設定

 「豊橋市エコアクションプラン」で掲げる目標や、豊橋市の環境方針、社会経済状況、過去の運用実績等から目標を設定し、その目標を達成するための具体的な計画を立てます。

(2) Do・・・運用

 役割と責任を明確にした組織を整備し、全職員を対象に研修等を行い、その計画を実行します。

(3) Check・・・点検及び評価

 定期的に計画が確実に実行されているかどうかを、内部環境監査などにより点検及び評価します。

(4) Action・・・見直し

 最高責任者(市長)が取組結果を総合的に検証し、次年度の目標や重点的に取り組むべき行動等について、見直しを行います。  

5.豊橋市の環境方針

環境方針

1 基本理念

  私たちは、豊かな自然の恵みに支えられて、生命をはぐくみ、歴史を刻んできました。
 近年、私たちの生活は急速な科学技術の発達により便利で豊かなものになりましたが、事業活動の拡大や生活様式の変化に伴い、いつのまにか環境に多大な負荷を与えるようになり、地球の環境そのものが脅かされようとしています。
 私たちのまち豊橋でも、都市化の進展などに伴い、環境への負荷が増大し、自然環境や生活環境への影響が懸念されています。
 豊橋市は、現在の健全で恵み豊かな環境を将来の世代に継承できるよう、環境負荷の低減に向けて率先して取り組むとともに、市民、事業者と協働して、持続的な発展が可能な社会の構築に努めます。

2 基本方針

  1. 低炭素社会の構築に向け、市域の温室効果ガス排出量を削減するよう、最新技術を積極的に導入するなど地球温暖化防止に向けた取組を推進します。
  2. 循環型社会の形成に向け、3R(Reduce・Reuse・Recycle)を適切かつ積極的に推進します。
  3. 生物多様性が確保される自然との共生社会づくりを目指して、自然環境に配慮した事務事業を推進します。
  4. 市民・事業者との協働のもと、幅広く環境保全に関する施策を推進します。
  5. 環境に関連する法令等を順守し、環境汚染の未然防止に努めます。
 この基本方針に基づき、本市の事務事業の推進に関して、環境マネジメントシステムを確立し運用するとともに、システムの定期的見直し、継続的改善を図ります。
 また、職員が率先して環境配慮を実践し、市民・事業者の規範となるよう努めます。
 この環境方針を職員に周知徹底し、市民に公表します。

平成21年4月1日

豊橋市長 佐原 光一


6.令和3~7年度の環境目的・目標

環境目的 目標
1.地球温暖化防止対策を推進する
  1. エネルギー使用量を2019(平成31)年度を基準とし毎年1%の削減を目安とし、2025(令和7)年度に6%の削減を目指す
  2. エコ通勤の実施日数を2025(令和7)年度に2019(平成31)年度比で6%以上増加するよう努める
2.省資源、グリーン購入を推進する
  1. 水道使用量を2019(平成31)年度を基準とし毎年1%の削減を目安とし、2025(令和7)年度に6%の削減を目指す
  2. 用紙類購入量を2019(平成31)年度を基準とし毎年1%の削減を目安とし、2025(令和7)年度に6%の削減を目指す
  3. グリーン商品の購入率を2025(令和7)年度に2019(平成31)年度比で6ポイント以上増加する若しくは90%以上維持
3.廃棄物の減量・用紙リサイクルを推進する
  1. 廃棄物量を2019(平成31)年度を基準とし毎年1%の削減を目安とし、2025(令和7)年度に6%の削減を目指す
  2. 用紙リサイクル率を2019(平成31)年度比で6ポイント以上増加する若しくは80%以上維持
4.環境に配慮した公共工事を推進する
  1. 建設副産物の発生抑制、リサイクル、適正処理を推進する

7.令和3年度の環境目的・目標の達成状況

   令和3年度とよはしエコマネジメントシステム年間実績については、こちらをご覧ください。( 63KB )