(2)二川宿のまちづくり景観形成地区(二川宿景観形成地区)
二川宿のまちづくり
二川宿は、東海道五十三次の三十三番目の宿場町として栄え、現在でも本陣などの歴史的な建物や当時の町割りが残り、街道沿いの格子のたたずまいが宿場町の風情を今に伝えています。
時代の流れとともにまちは変化してきましたが、近年では、歴史的なまち並み景観や伝統・文化を将来に引き継ごうと、住民、行政、専門家が協働で新たな取り組みを進めています。
まちづくり景観形成地区とは
「まちづくり景観形成地区」とは、住民主体のまち並み景観形成を積極的に支援し景観形成を重点的に図る区域で、「豊橋市まちづくり景観条例」に基づき指定するものです。
民地内の建築物や門塀などは個人のものであっても、その集合体である「まち並み」は皆のものです。ひとりひとりが周辺との関係に配慮し、調和のとれた美しいまち並みをつくることを目的としています。
二川宿景観形成地区の区域
二川宿景観形成地区は、旧東海道二川宿の歴史的なまち並みを活かした景観形成を図る区域として、下記の範囲を指定しています。
<二川宿 全体図>
<二川宿景観形成地区>
下記に掲げる公共空間とこれらに接する敷地および空地
(1)市道大岩町・二川町59号線[旧東海道](大岩町・二川町境~JR東海道本線北交差点) |
延長:760m |
(2)市道二川町87号線(瀬古道の区間)及びその延長線の認定外道路 |
延長:152m |
(3)市道二川町34号線(全区間) |
延長:66m |
(4)市道二川町・細谷町2号線(旧東海道~JR東海道本線北交差点) |
延長:65m |
(5)市道大脇町・二川町22号線(旧東海道~北裏橋東交差点) |
延長:165m |
(6)二川宿本陣資料館(豊橋市指定史跡「二川宿本陣」、
豊橋市指定有形文化財旧旅籠屋「清明屋」)敷地 |
面積:4,580平方メートル |
(7)豊橋市指定有形文化財旧商屋「駒屋」敷地 |
面積:1,815平方メートル |
(8)準用・普通河川「新橋川」(北裏橋~新橋) |
延長:165m |
(9)市道大岩町・二川町59号線[旧東海道](大岩町204号線交差点西端~大岩町・二川町境) |
延長:167m |
(10)市道大岩町・二川町59号線[旧東海道](起点~大岩町204号線交差点西端) |
延長:211m |
※上表( )カッコ内の数字は、下図の○マル内の数字を表す。
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