「自分にできる仕事ってなんだろう」 そんな問いを抱えながら、就職活動や働き方に悩む方は少なくありません。子育てとの両立、ブランク、体力の不安――課題は尽きません。けれど、「できないこと」よりも、「今できること」に目を向けたとき、働き方の選択肢はぐっと広がります。
今回は、「私にできる仕事」に出会うためのヒントを三つお届けします。
1)「経験」を“スキル”としてとらえ直す
たとえば、保育園とのやりとり、地域との調整、家計のやりくり、こどもの行事管理…。これらは立派な「調整力」「事務処理力」「交渉力」です。職務経歴書に書ける形で、生活の中の経験を言語化してみましょう。
2)「完璧」より「今のベスト」を選ぶ
フルタイム勤務や理想の職種が最初から実現できなくても、「まずは週3日から」「短時間でも家庭との両立がしやすい」など、今の生活に合った働き方を選びましょう。柔軟な第一歩が、次のチャンスを広げてくれます。
3)「働くこと」が、自分の味方になる未来を描く
収入を得ることはもちろん、社会との接点を持ち、学び、誰かに必要とされる経験は、心のエネルギーになります。「仕事=苦労」ではなく、「仕事=可能性」と考えることで、自分自身を信じる力にもつながります。仕事は家族のためだけでなく、自分自身の人生を豊かにする選択でもあります。 「できる仕事がない」ではなく、「私に合う仕事がきっとある」――そう信じる気持ちから、前に進んでいきましょう。
<次回予告:働き方ー続けるための工夫と、気持ちの持ち方>

こどもの自己肯定感をあげるコミュニケーション
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