近年、食品工場や業務用厨房施設等において都市ガス及び液化石油ガス(以下「ガス」という。)の消費設備による一酸化炭素(以下「CO」という。)中毒事故が発生しています。
2016年8月には宮崎県内の高校で業務用ガスオーブンを使用した食品製造の実習中に生徒13名及び教諭2名がCO中毒となる事故が発生し、昨年も1件(死者0名、軽症者3名)発生しています。また、直近では、本年8月には、静岡県内の企業において、社員食堂用厨房内にある洗浄室に出入りをした14名が病院に搬送され、うち11名がCO中毒と診断された事故が発生しました。これらの事故原因は、機器の経年劣化や換気が不十分なため、消費設備が不完全燃焼を起こし、COが発生したものです。
CO中毒事故はひとたび発生すれば多くの人を巻き込み、甚大な被害を及ぼす可能性があります。『換気』、『点検』、『掃除』、『ガス警報器』の重要性について、リーフレットを参考に、CO中毒事故の防止に努めてください。
