3.防災コミュニティ推進への取り組み
ア.防災コミュニティとは ?
イ.すすめ方 ~さあ、地域の防災会議を開こう !~
ウ.活動 ~災害に強い絆づくり~
- 防災コミュニティとは、下の図にあるように、あらゆる分野の地域住民や事業所、行政などが協力し合って、災害に強いまちづくり・人づくりを目指し、防災活動に取り組む地域社会をいいます。
- 地域に根付いている防災訓練、お祭り、運動会、サークル活動など、あらゆるイベントの機会を通じ、協力し合える仲間づくりをしましょう。
- 日頃から顔の見える関係を築いておくと、地震など、いざという時に迅速でスムーズな、防災活動を行うことができます。
防災コミュニティのイメージ
- 防災コミュニティとは、下の図にあるように、あらゆる分野の地域住民や事業所、行政などが協力し合って、災害に強いまちづくり・人づくりを目指し、防災活動に取り組む地域社会をいいます。
- 地域に根付いている防災訓練、お祭り、運動会、サークル活動など、あらゆるイベントの機会を通じ、協力し合える仲間づくりをしましょう。
- 日頃から顔の見える関係を築いておくと、地震など、いざという時に迅速でスムーズな、防災活動を行うことができます。
ポイント1
防災コミュニティは小学校区単位ですすめよう。
まず、自主防災組織の役員がリーダーシップをとって、地域のあらゆる組織の役員や事業所に参加を呼びかけ、話し合いの機会を設けることから始めよう。
ポイント2
次に、校区内の地域性や課題をそれぞれの立場で話し合い、学習しながら、みんなの共通の認識としよう。
コミュニティ活動の基本は、民主的に行うことです。みんなの意見が反映されるよう、話し合いを十分行うことが大切です。
また、地域の情報やネットワークを活かした防災訓練を企画するなど、災害に強い人づくり、まちづくりを目指しましょう。
自主防災組織など
集団避難
地域に住んでいる人たち全てが自主防災組織のメンバーですが、そこでは、さまざまな目的を持った団体が活動しています。
まず、そうした団体の役員どうしの話し合いの場を設け、それぞれの立場から意見や課題などを出し合い、災害に強いまちづくりをすすめましょう。
特に、住宅の耐震化、家具の転倒防止対策、災害時要援護者対策、避難経路、避難所運営など、多くの課題があります。
しっかり話し合いましょう。
事業所
事業所には、地元に生活基盤を置くもの、また、ほとんどの従業員が地域の外から通勤してくるものなど、さまざまな形態がありますが、地域の防災活動に参加することで連携を図り、事業所として協力できる内容(避難地、工具類、食料品など)を確認しておきましょう。
保育園・幼稚園、小・中学校、高校・大学、PTA
総合学習の発表
小学生や中学生は、家族そして地域を変える大きな力を持っています。「地震%防災」をテーマとした総合学習の発表会などは、大人の意識を高める原動力になります。
また、災害時における児童・生徒の避難計画など、学校側とPTAなどが安全確保について十分話し合う必要があります。
消防団
応急救護
消防団は、地域最大のボランティア団体です。
地元の事情に詳しく、災害時はもちろん、訓練など災害予防の啓発活動には欠かすことは出来ません。
ボランティア
ボランティアコーディネーターの活動
大規模な災害が発生した場合、多くのボランティアの方が豊橋市に駆けつけてくれます。
このボランティア活動と地域ニーズの調整を図るのが、ボランティアコーディネーターの役割です。
また、防災士、防災リーダーなどと協力し、その防災の知識・技術を防災訓練などの企画・運営に活かして頂きたいと思います。
ポイント1
最初は、隣近所やPTA、サークル活動などの仲間たちに声をかけ、校区内で行っている、お祭りや運動会などのイベントに積極的に参加してもらうよう働きかけよう。
こうしたことが、幅広く、世代を越えた仲間づくりの一歩です。
ポイント2
次に、「防災」をテーマとした話し合いの場を設け、自分たちの住んでいる町に災害が発生した場合、自分自身や家族は大丈夫なのか、また、隣近所の人達とお互い助け合う体制が出来ているかなど、災害をイメージして話し合おう。
ポイント3
災害のイメージが出来たら、被害を想定した避難訓練、救出・救護訓練、消火訓練、夜間想定訓練、情報伝達訓練などを繰り返し行い、いざという時に、いつでも助け合える関係を築くことが大切です。
災害に強い人づくり
楽しみながら人づくり
災害図上訓練【DIG】
地域の人たちに、防災に関する知識や自分の住んでいる町の課題などへの理解を深めてもらうには、固い話ばかりでは疲れてしまいます。
楽しみながら進めるには、ゲーム感覚を取り入れた参加型の研修会などを企画するのもひとつの方法です。
災害図上訓練【DIG(ディグ)】
【DIG】(ディグ)とは、Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)の頭文字を取って、名付けられた誰でも参加できる防災訓練のひとつ。自分たちが生活している地域の近くで災害などが発生した場合を想定して、参加者全員が主人公となりその対応 策のイメージトレーニングを してみよう、というものです。
生活している地域を知ろう
まず、自分達の住んでいる地域の実情を知ることが大切です。
そのためには、向こう三軒両隣を知ることから始め、顔の見える関係を築きましょう。
子供達はどこで遊んでいるか、危険な場所はないか。また、お年寄りや身体の弱い人はどこにいるかなど、みんなで町の探索をしましょう。
地域の危険箇所
炊き出し試食
ロープ結索体験
特技を持っている人を探そう
地域には色々な資格や特技を持った人がたくさんいます。意外な人が、意外なところで活躍しています。
人材を発掘し、参加を求めて行きましょう。
≪資格≫
- 看護師、アマチュア無線士、大工、建築士、防災士、防災ボランティアなど
≪特技≫
- 炊き出しのできる人
- いつも元気で、力のある人
- 消火や救急に詳しい人
- アウトドアを楽しんでいる人
- 災害を経験したことのある人
- ボーイスカウト、ガールスカウトの出身者など
災害に弱い人を助けよう
災害時要援護者(高齢者、障害者、乳幼児、外国人など)が、どこに住んでいるのか事前に知っておけば、災害時に素早く助けることが出来ます。また、転居してきた人にも早く地域にとけ込んでもらうよう、みんなに紹介しましょう。
災害に強いまちづくり
楽しみながらまちづくり
バケツリレー
地域のイベントのなかに、防災活動の要素を取り入れ、誰もが入ってきやすく、バラエティに富んだ企画を盛り込んで進めてみましょう。
【運動会】
バケツリレー、担架リレー、避難・救助・消火リレーで盛り上げよう。
【敬老会、クリスマス会など】
避難誘導、安否確認、救出救護、救援物資の配付、身辺介護などの訓練のほか、防災クイズ取り入れるなど楽しいメニューを考えよう。例えば、電気・ガス・水道が使えない場合、代わるものは何か?など
地域に合った防災訓練
豊橋市は、山、川、海など、豊かな自然に恵まれた地域ですが、ひとたび災害が発生すると、その地形から土砂崩れ、液状化、堤防の決壊、津波などにより、さまざまな被害が予想されます。
これらの災害の怖さを知り、また、自分たちの住んでいる地域を知ることで、町の特性に合った防災訓練を企画しましょう。
防災マップをつくろう
防災マップ
災害図上訓練で浮かび上がった、地域の危険箇所、一時避難場所、避難経路、災害時要援護者などを防災マップにまとめ、情報をみんなで共有し、いざという時のために役割分担を決めておきましょう。
災害に強いまちづくり人づくりを目指して!
豊橋市も協力します!!
会議、勉強会には、ご要望があれば、いつでもどこでも、職員がお伺いします。