背景色 文字
本文へ移動
メニューへ移動
2.阪神・淡路大震災に学ぶ

2.阪神・淡路大震災に学ぶ

  ア.近隣住民が多くの人を救った_
  イ.地震直後は救助要請に応えられない
  ウ.高齢者などを救ったのは、日ごろのコミュニティ活動

ア.近隣住民が多くの人を救った

要救助者約3.5万人のうち
要救助者の救出の結果
平成15年版防災白書より

 阪神・淡路大震災では、地震直後に16万4,000人ががれきの下敷きになり、8割の人は自力で脱出しましたが、3万5,000人が生き埋めになりました。

 そのうち、近隣の住民が救出した2万7,000人の8割が生存していましたが、消防・警察・自衛隊が救出した約8,000人の半数が亡くなられました。

 特に災害発生から24時間以内の救出は、生存率が高く、家族や近隣の人達が力を合わせ多くの人命を救いました。

イ.地震直後は救助要請に応えられない

地震直後イメージ

地震直後の被災地域では、建物や電柱の倒壊や火災により道路が思うように使えず、防災関係機関による救助・消火活動に時間がかかりました。

また、救出現場に着く途中で助けを求められるなど、なかなか、目的地に行けない事態も、数多く発生しました。

ウ.高齢者などを救ったのは、日ごろのコミュニティ活動

高齢者イメージ淡路島の北淡町では、地元の消防団などが次々と高齢者を救出しました。
この地域は、日頃からコミュニティ活動が盛んで、高齢者が寝ている部屋まで知っていました。
その結果、町内全域の救出活動がスムーズに行われ、行方不明者は一人も出ませんでした。

3.防災コミュニティ推進への取り組み ≫