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1.「自主防災組織」とは

1.「自主防災組織」とは

  ア.自主防災組織の必要性と役割
  イ.自主防災組織を取りまく環境の変化

「自主防災組織」とは

自主防災組織イメージ

 災害発生時はもちろん、日頃から地域の皆さんが一緒になって防災活動に取り組むための組織、これが『自主防災組織』です。

 そして、市民の皆さん全員が、この自主防災組織の一員です。

ア.自主防災組織の必要性と役割

必要性

発生が予測されている大地震から自分や家族の命を守るためには、「自らの身の安全は、自らが守る。」といった自覚を持ち、さまざまな事態に備え、普段から十分な対策を講じておかなくてはなりません。
しかし、ひとたび大地震が発生すると、災害の拡大を防ぐためには、個人や家族の力だけでは限界があり、危険や困難を伴う場合があります。
このような時、隣近所の人たちが互いに協力し合い、防災活動に取り組むことが必要になります。

役割

大災害が起こった場合、防災関係機関は総力をあげ災害応急対策に取り組みます。
しかし、道路の寸断や建物などの倒壊、断水や停電などにより、その活動が制限されることがあります。
このような場合に備え、自主防災組織(地域住民)は日頃から地域内の安全点検、災害時要援護者の把握、防災知識の普及・啓発、防災訓練の実施など被害を最小限にとどめるための取り組みを行います。
また、地震が発生した際には、初期消火活動、被災者の救出・救護活動を行うなど、非常に重要な役割を担っています。


平常時の活動
平常時の活動
災害時の活動
災害時の活動
 

イ.自主防災組織を取りまく環境の変化

 近年、少子・高齢化や核家族化が急速に進んだことにより、日本の社会構造は大きく変化しました。このことは本市においても例外ではなく、地域のコミュニティ活動に大きな影響を与えています。
また、若い人たちの価値観の変化やプライバシー社会の進展が、無関心層を増加させ、自主防災組織などの活動の停滞を招いています。
 近所づきあいを煩わしいと感じたり、個人主義を重んじるばかりに、人が本来持っている、助け合うという共助の精神が希薄化しています。
 私たちは、一人だけでは生きていくことは出来ません。こうした時代の流れは流れとして客観的に捉え、それぞれの地域に合ったコミュニティを作っていかなければなりません。
それには、もう一度、皆さんでコミュニティの必要性を考える機会を設け、とことん地域で話し合うことが大切ではないでしょうか。

自主防災組織への関心

消防・救急に関する世論調査

内閣府消防・救急に関する世論調査」(平成15年5月)


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