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530運動が豊橋市で生まれた経緯と運動の目的、現在の活動内容はどうなっていますか?

530運動が豊橋市で生まれた経緯と運動の目的、現在の活動内容はどうなっていますか?

  1. 530運動の始まりと目的 
     豊橋市の東部丘陵地には葦毛湿原を中心とした豊橋市自然歩道があります。この自然歩道に多くの人が訪れるようになった時、ごみも多く捨てられるようになってしまいました。自然保護・環境保全の両面から、関係者により清掃活動が行われてきましたが、ごみはなかなか無くなることはありませんでした。
     そうした状況の中で昭和50年5月、自然歩道を作る際に結成された豊橋市自然歩道推進協議会の役員で豊橋山岳会会長の夏目久男氏が「自分のゴミは自分で持ちかえりましょう」の合言葉で「530運動」の推進を豊橋市に提唱されました。それは「自分のゴミは自分で持ちかえる」のは登山者のモラルでもあり社会全般にも通じることであり、私たちの身近な生活の場である道路、公園、河川等に見られるゴミの散乱にも目を向け、社会道徳の高揚と住みやすいまちづくりのため全市的に取組むべきだというものです。
     そうして豊橋市も賛同と強い熱意を示し、昭和50年7月16日市内43団体の結束のもと官民一体の530運動推進連絡会が結成されました。以来、530実践活動としてを5月30日(ゴミゼロ)の日と11月の豊橋市民の日を中心に全市一斉の530実践活動(清掃活動)に取り組んできました。その間に、参加協力をいただいている団体も延約700団体、約160,000人となり、町内会、事業所、小中学校等各団体の自主的な活動により市民の間に定着してきました。平成14年5月、530運動推進連絡会を含む4つの環境団体を統合し530運動環境協議会となりました。

  2. 現在の活動について
    近年、530運動の一環として、清掃活動以外にも幼児環境教育やごみを減らすキャンペーン活動、環境についてのイベントなどを始めました。物が溢れる現代ではごみを拾うことだけではなく、ごみそのものを減らすことが必要だと考えたからです。530運動環境協議会ではこれからも原点の530実践活動を続けながら、その時代で必要とされる新たな活動に取り組んで行かなければと考えています。

 

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更新日:2007年10月18日