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協力してほしいから知ってほしい。みんな聞いて!分別のはなし
 

○ 分別なんてめんどくさい!!めんどうめんどう

 みなさん、ごみの分別って大変ですよね?

 「誰のために分別するの?」「分別になんの意味があるの?」多くの人が感じる疑問だと思います。

 このページではみなさんのそんな疑問を少しでも解消し、納得してごみの分別、減量に取り組んでもらえるように、ごみのあれこれについて説明したいと思います。

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○ 「だれ」のために分別するの?だーれーだー

 これは多くの人が最初に思い浮かぶ疑問だと思います。そもそも、だれのために分別するのか。

 それはずばり「未来をいきる子どもたち」のためです。

 「自分」のためでも、まして「行政」のためでもなく、「これから先、未来の子どもたち」のためにごみの分別があるということを感じながらこれからの話を読んでみてください。

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○ 世間にあふれる間違った思い込みちゅうもーく

 

 その1 古紙(紙)やプラマークごみ、ペットボトルは分別せずに燃やしたほうが焼却炉にとって良い

 うそです。

 焼却炉は燃やすごみの種類や比率(組成)から燃やすごみのカロリー(エネルギー・熱量)を計算して、効率よくごみを燃やすことができるように設計しています。

 なので、古紙やプラマークごみ、ペットボトルを分別することを前提に建設している豊橋市資源化センターで、古紙やプラマークごみ、ペットボトルを分別せずに燃やしてしまうと、焼却炉の温度が上がりすぎてしまい、焼却炉を傷めることになるので、焼却炉にとって良いことは1つもありません

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その2 分別しても資源化センターでごちゃ混ぜにして燃やしている

 そんな事はありません。

 分別された古紙や布類は価値のあるものとしてリサイクル業者に売っていますし、プラマークごみやペットボトルも適切なリサイクルルートに乗せてリサイクルしています。

 また、こわすごみや危険ごみも選別や破砕など、ひと手間かけて金属やその他の資源としてリサイクルした後に、残りかす(残渣)を燃やしているだけなので、分別されたごみを何もせずにごちゃ混ぜにして燃やすことはありません。 

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その3 豊橋市の最終処分場は余裕があるからごみを減らす必要はない

 それ、1番キケンです。

 確かに豊橋市の最終処分場は今日や明日、いっぱいになってしまうほどギリギリの状態ではありませんが、それは最終処分場が埋まりきってしまわないように一生懸命頑張っているからです。

 なので、「いま、最終処分場に余裕があるから大丈夫」という考えこそ、いますぐに捨ててください。

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○ 分別しないからといってどうなるっていうんだ!なんだってんだ

 

その1 最終処分場がいっぱいになる

 つきなみですが、ごみを分別して資源をリサイクルしないと最終処分場がすぐにいっぱいになってしまいます。

 うめるごみで最終処分場がいっぱいになるのはなんとなく想像できると思いますが、もやすごみも同じです。

 豊橋市は焼却するごみを材料にスラグを作ってリサイクルしていますが、ごみを燃やす以上は必ず灰が出ますし、その灰は最終処分場に埋めています。

 当然、焼却する量が多いほど出てくる灰も多くなるので、分別せずに資源を燃やしてしまえば、灰の量も多くなり、最終処分場がいっぱいになる日が早くなってしまいます。

 現在は地域の方々にご理解を頂きながら最終処分場を運営できていますが、新しい最終処分場を作ることは簡単なことではありません。今ある最終処分場を大切にするためにごみの分別は大切なことなのです。

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その2 お金をかけて「お金」を「燃やす」ことになる

 何を言っているのかわからないと思いますが、実はこれ、多くの人が気づいてないけど大切なことなんです。

 資源の中でも古紙や布類、とりわけ古紙、特に雑がみと呼ばれる古紙は価値のあるものとして売り、お金を得ることができるにもかかわらず、もやすごみに混ぜられがちで、多くの古紙が燃やされてしまっています。

 しかも、ごみを燃やすためには当然、決して安くないお金がかかります。

 つまり、「たくさんの古紙=ウン千万ものお金」をわざわざお金をかけて燃やすという、とてももったいなくて、全く意味の分からないことが現実に起きています。

 分別してリサイクルする = 収益を得る + 経費を削減する = ほかの行政サービスにお金を使える

 すごくないですか?

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その3 なにはともあれお金がかかる

 既に何回か触れていますが、ごみの処理にはとにかくお金がかかります。

 確かに、ごみの量に関係なく必要となる固定費があることは事実ですが、ごみの量に連動して増減する変動費があることもまた事実です。

 収集するごみの量が多いほど、ガソリン代はかさみ、収集車もたくさん必要になります。焼却するごみの量が多いほど、ごみ処理施設は大きくなり、建設費も運転費も高くなります。分別されずに混ざりこむ、想定外のごみが多いほど施設は傷み、修理にかかる費用も高くなります。最終処分場を新しく整備すれば何億、何十億という莫大なお金がかかります。

 「ごみを集めて処分する」たったこれだけのために毎年何十億というお金が使われています。すごくもったいないと思いませんか?

 少しでもごみ処理経費を少なくするために、ごみの分別、リサイクル、減量に協力してもらえませんか?

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○ 豊橋市が進めているありきたりなことと、ありきたりじゃないことしゃきーん

 

ありきたりじゃないこと

 生ごみのリサイクル

 もやすごみとして、燃やしていた生ごみを資源として、もやすごみと分別して収集し、リサイクルしています。

 生ごみのリサイクルというと、肥料化や飼料化が思いつきやすいですが、豊橋市は違います。

 資源として集めた生ごみは豊橋市バイオマス利活用センターで、下水汚泥やし尿、浄化槽汚泥と混ぜたあとに、微生物の力を使ってメタン発酵し、バイオガスに生まれ変わります。

 そして、そのバイオガスを使って発電し、電気を作ることで生ごみのリサイクルを実現しています。

 さらに、メタン発酵後の汚泥も炭化燃料にリサイクルする、より高度なリサイクルシステムとなっています

 生ごみ、下水汚泥、し尿、浄化槽汚泥の複数の材料を使ってバイオガスを作る複合バイオマスは国内のみならず世界的にも珍しい取り組みで、施設の大きさは国内最大級です。

 しかも、この取り組みの凄いところはこれだけにはとどまりません。

  (1) 生ごみを100%エネルギー化できる。

  (2) カーボンニュートラルなエネルギーシステムなので、二酸化炭素の排出削減効果がある。

  (3) 生ごみを処理する経費を削減できるうえ、発電した電気を売ることができる。

 と、こんなにも良いことが詰まっている凄い取り組みなのです!

 ぜひ生ごみの分別収集にご理解とご協力をお願いします。

☆生ごみの分別収集についてはこちら

☆バイオマス利活用センターについてはこちら

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ありきたりなこと

 古紙のリサイクルの推進

 古紙の資源化は何十年も前から広く知られていて、ほとんどの自治体が取り組んでいますが、豊橋市はまだまだもやすごみとして出される量が多く、リサイクルが進んでいません。

 特に雑がみと呼ばれる古紙はほとんどがリサイクルされずにもやすごみとして出されていると考えられます。

 豊橋市では、チラシなどの配布や、地域資源回収の活性化、スーパー・ホームセンターなど民間事業者の店頭回収実施状況の公表など、意識啓発や持ち出し機会の向上を通じて、雑がみをはじめとした古紙のリサイクルの推進に努めています。

 ありきたりなことを、当たり前にできるようにご理解とご協力をお願いします。

☆古紙についてはこちら

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