背景色 文字
本文へ移動
メニューへ移動
結核

 ~ウィズコロナ時代 結核にもご注意を!~

 結核は過去の病気ではありません。
豊橋市では毎年40人前後の方が結核と診断されており、高齢の日本人と外国生まれの若者が多くみられます。年齢別では60歳以上の方が全体の61.3%を占めています。高齢者は若いころ結核に感染していることが多く、年をとって体の抵抗力が弱まってくると発病しやすくなります。しかし、高齢になるほど咳やタンといった自覚症状が乏しくなり、結核だとすぐにわからないことがあります。かかりつけ医に毎月受診し、血液検査や薬の処方を受けている方でも胸部エックス線検査を受けられていない方も多いようです。

 普段から咳や微熱、体調不良など自分の体の異変に気付いたら、早めに受診することが大切です。早期に発見されることで、肺結核の重症化だけではなく、周囲への二次感染も防ぐことができます。症状が出ていなくても、年に1回は必ず胸部エックス線検査を受けましょう。

結核予防週間ポスター

豊橋市の状況

  • 新登録患者数(平成30年から令和4年) 
平成30年 令和元年 令和2年 令和3年 令和4年
新登録患者数 44 34 53 40 31

・豊橋市では毎年30~50人の方が結核と診断されています。

・日本は令和3年に初めて罹患率9.2の低まん延国となり、豊橋市の罹患率も令和4年に8.4となっています。

※新登録患者数とは毎年1月~12月の間に新たに結核を発病した者の数

※罹患率とは人口10万人あたりの患者数(10以下で低まん延)

  • 年代別新登録患者数(令和4年)
   年代 0~10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳~ 合計
新登録患者数 0 6 3 2 1 3 3 10 3 31
(うち外国生まれ) (0) (5) (3) (2) (1) (1) (0) (0) (0) (12)

・年代別傾向としては、全国同様に高齢者の割合が高い状態で、70歳以上の患者様は全員日本人でした。

・新登録患者のうち毎年10%前後が外国生まれの方でしたが、令和3年は27.5%、令和4年は38.7%と年々増加しています。

・40歳代までの患者は外国生まれの方が90%を占めました。

 

【リンク集】

結核医療費公費負担制度

結核と診断された患者が安心して適切な医療を受けることができるように、感染症法に基づき医療費の一部を公費で負担する制度です。

対象者等については「ダウンロード/結核医療費公費負担制度」をご覧ください。

結核指定医療機関

結核指定医療機関とは、感染症法による公費負担医療を担当する機関です。結核指定医療機関には、病院、診療所、薬局があり、開設者の申請に基づき保健所長が指定します。

指定に関する手続きについては「 ダウンロード/結核指定医療機関」をご覧ください。

結核健康診断月報

学校の教職員、医師、保健関係者、接客業者などは「結核発病の危険は特に高くないが、もし発病した場合には周囲の多くの人々に感染させる恐れが高いデインジャー・グループ(=danger group)」に属し、感染症法によって健康診断が義務付けられています。同時に、管轄の保健所へ実施状況を報告することになっています。

結核健康診断月報の対象者等については「ダウンロード/結核健康診断月報」をご覧ください。

結核患者に係る届出

医師は、結核患者と診断した時には、直ちに最寄りの保健所長へ届け出ることになっています。

病院管理者は、結核患者が入退院した時には、7日以内に最寄りの保健所長へ届け出ることになっています。

お問合わせ先

豊橋市保健所 保健医療企画課 〒441-8539 愛知県豊橋市中野町字中原100番地
電話番号/0532-39-9104  E-mail/kansen@city.toyohashi.lg.jp