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第1回開催レポート ~豊橋に小さなコミュニティが生まれました~

回 スタートアップミーティング開催レポート (平成30年7月7日(土)


2018年7月〜豊橋に小さなコミュニティが生まれました〜

「豊橋ライターズコミュニティ(仮名)」。

後尾に “(仮名)”とあるように、これはまだ正式な名前ではありません。

去る7月7日土曜日の午後、スタートアップとなる第1回のミーティングが行われましたが、

正式な名称を掲げずに走り出したのには意味があります。

このコミュニティが担う役割、何を目指し、どんなふうに活動していきたいか。

また、メンバーである私たちがどのような意識を持って取り組んでいけばよいか。

活動の内容も、スタンスも、さらに一番肝心な目的さえも、

参加する私たちの意志で決めていきます。


初めてのミーティングはそんな基本の基本を参加者主体で考える有意義な時間となりました。

コミュニティのネーミングも、メンバー同士、思いを共有しながら丁寧に考えて、

よりしっくりくるものに決まるといいなと思います。


  写真(会議の様子)


ペンイラスト

 

最初の顔合わせとなった今回のミーティングには、コミュニティに参加表明をした15名のうち、

10名が参加。そのほとんどは、平成28年、29年に開催された表現ワークショップ、

そして昨年行われた、水上ビルを題材に小説を執筆するワークショップに参加した方々です。

これらの取り組みは、3年後に予定されている「まちなか図書館」の開館に向けて、

市民が主体となって、わが町・豊橋について考え、

市民目線でまちの魅力や情報を発信できる仕組みを育むことを目指して行われたもので、

どちらも本来の目的は、単なるシティプロモーションや宣伝ではない

「シチズンシップ」を市民に根付かせていくこと。

「豊橋ライターズコミュニティ(仮名)」は、その活動が今後さらに幅を広げ、

大きく成長していくことを期待されて生まれた新しいコミュニティです。なので、

これからもっともっと多様な顔ぶれの方たちがメンバーに加わってくださるといいなと思っています。

 

  ペンイラストペンイラスト                   

「ライターズ」と言っても決して「書く」ことのみにこだわらず、

写真、イラスト、デザイン、あるいは歌でもおしゃべりでも何でも・・・

それぞれが得意なことを持ち寄って、わが町・豊橋の魅力を生き生きと発信していけたら素敵です。

実際、今回参加したメンバーの多くが最初の自己紹介で「私は書くことが苦手で・・・」とか

「本当は文を書くよりも写真の方が好き」など、意外にも書くことに対しては少し自信がないな、

と言っていました。ただ、全員に共通しているのは「豊橋が気になっちゃう」という郷土愛と好奇心。

それも、やみくもに「豊橋大好き!」「豊橋サイコー!」というのでなく、

「ここをもっとこうすればいいのに」とか「居心地いいけど当たり前すぎて魅力がわからない」

というように、もやっとした問題意識を抱いている人も少なくありませんでした。

そんな気持ちもきっと「豊橋が大好き」だからこそ。

放ってはおけない、気になって仕方がない。これこそ真の愛かもしれません。
 
人一倍好奇心旺盛で、苦手なことにも果敢に挑戦しようという意欲に燃えた面々が集いました。

たくさんの人に向け豊橋の良さを発信するため、まずは自分たちが興味を深めることが大事だと思うので、

これから取材にかこつけて、見たいもの、聞きたいこと、行きたいところへ、

みんなでどんどん、ぐいぐい切り込んで行くのが楽しみです。  

ペンイラスト3ところで、今回の初ミーティングで配られた、豊橋まちなか図書館推進室が

準備してくださった資料には「大人の部活動 始動!」とありましたが、

イメージとしてはまさに「部活」がぴったりかもしれません。

部員同士が切磋琢磨し、ときには叱咤激励し合いながら、

大好きな故郷・豊橋への熱い思いを胸に、青春の汗を流していけたら楽しそう。

けれどもそこはあくまで“大人の”部活動。

熱血すぎて息切れしては大変だし、何より楽しく続けられることが一番。

思いは熱く!けれども雰囲気は緩く楽しく。無理のないように続けていきたいものです。

そんなことを、ああでもないこうでもないと話していたら・・・

今回の参加者の中では比較的物静かな印象だった最年少メンバー・Kさんがおもむろにひと言。
「それならば、名前の最後に(緩い)を付けたらどうでしょうか」。
だれも考えつかなかった爆発的アイデアが飛び出し、一瞬、目をまるくした一同でしたが、

すぐに全員大爆笑。そして、

「(緩い)はいいね!・・・顔文字にしたらどんな表情だろう?」

「カタカナがいいかな、それとも漢字かな?」

再び活発に意見が飛び交いました。
 
それでも時間内に決定打は出ず、結局、ネーミング案は次回への宿題に。

こんなふうに個性と感性が光るメンバーから生まれるネーミングは、

きっとオリジナリティ溢れる楽しいものになりそうです。

準備された枠組みに参加するのも楽しいけれど、活動の目的を自ら考え、名前さえも自分たちで付ける。

思った以上に愛着が深まるものなのだなーと思いました。

次回のミーティングは夏休みをはさんで9月を予定しています。
宿題は
(1)ネーミング案
(2)今後、取材をしてみたいもののリストアップ。

興味のあるもの、目の付けどころはみんなそれぞれ違うので、どんなものが持ち寄られるのか

いまから楽しみです。 なお、このレポートを担当した私は、物心ついた頃から豊橋で育ち、

かつてはナチュラルに「じゃんだらりん」を使いこなしていたにもかかわらず、

30年前に豊橋を出て以来、いまや名古屋市在住の身。相当なハンデを感じています。

ですが、一度外に出た者だからこそ見えるものや感じることはきっとあるはず。

謙虚さを忘れずに、私なりの使命を果たしていけたらと思っています。
実家は西駅から徒歩10分。今後もどうぞ仲良くしてくださいね。
さあ、本日いよいよ梅雨も明けたようです。

学生の頃に比べれば、ずいぶんユルい夏休みの宿題。私もさっそく豊橋の宝さがし、はじめるぞー!

(2018年7月9日 レポート責任者:谷亜由子)