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第14回開催レポート 豊橋ライターズ的視点からSDGsを考える?

第14回 開催レポート:豊橋ライターズ的視点からSDGsを考える?(令和元年12月14日)

 文句なしの晴天に恵まれ、全員、見事に登頂を果たすことができた感動の石巻山登山から1ヶ月。1214日に14回目の定例会が行われました。いつものように豊橋中央図書館の会議室に集まり、ライターズは通常のインドア活動に戻ったわけですが、登山前に比べてメンバー間に漂う雰囲気に微妙な変化が。何が?どこが?と言われると答えに困りますが、前よりも親しみが増したと言うか、お互いに遠慮がなくなったと言うか。声が大きくなったり、発言が増えたり、心なしか表情も生き生きしていて、みんなちょっとずつ若返ったようにさえ見えるのです。ひと月前、山登りというエクストリームな体験を共有したことによる「吊り橋効果」的な興奮作用なのでしょうか。やっぱりたまにはお外に出かけてわくわくする時間を共にする機会を持たなければいけませんね。もうすぐ結成から丸2年を迎えるライターズ、今後もそれぞれの個性を尊重しつつ、親睦を深めながら自由に活動を楽しめる場にしていけたらいいなと思います。

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 そんなわけで楽しかった遠足の余韻を引きずりながら始まった定例会。まず初めに図書館職員のHさんより豊橋市からの広報があり、続いてメンバーからのお知らせが数件。その中で印象的だったのが、最後に発言をしたメンバーMさんからのお詫びの一言でした。

「前回、ときわ通りに開店した串カツ屋さんの名前をうっかり『串カツ富田』と紹介してしまいましたが、実は『串カツ田中』の間違いでした。すみませんでした。」と、Mさんは恐縮しきりの様子。私は内心、「そんな些細なことを今日まで気にしていたなんて!みんなすでに忘れているようなことなのに、わざわざ自分から訂正とお詫びを申し出るとは。真面目なMさんらしいなあ。」と、その場では軽く受け流したのですが、後になってそれはとんでもない思い上がりだと気付きました。文章を通じて多くの人に情報発信することを目的に活動する我々ライターズが、たかがお店の名前ぐらいと小さな間違いを軽んじていいわけがありません。発信者には常に情報への責任というものが伴います。ライターズのメンバーである私たちがどんなに親しく遠慮の無い間柄になったとしても、何事にも誠実に丁寧に取り組むMさんのように、発信者としての基本姿勢は決して忘れてはならないのです。「超」が付くほどデリカシーが無いことでおなじみの私は特に、今後もこのことを肝に銘じ、活動に勤しみたいと思ったのでした。

 

 さて、今回の定例会のメインは、私たちの作品をまとめた小冊子『とよはしのシチズンシップ〜ええじゃないかの謎に迫る!編』の製本作業。すでに図書館で配布をしてくださっているものですが、おかげさまで大好評とのこと。すでに何度か重版もされています。これまで図書館の職員さん方が製本を担ってくださっていたものを、今回は自分たちの手で行うことになりました。あらかじめコピーを済ませてくださっていた原稿を枚数ごとに仕分け、半分に折って綴じる。この一連の作業を10名ほどで手分けして、ものの30分ほどで完成。出来上がった110部のうちの一部を図書館入り口の特設コーナーの棚に「納品」してこの日の定例会は終了しました。思えば、こんなふうに手を動かす作業もライターズとしては初めてのこと。自分たちの作品集にも一層、愛着が湧きました。次号の『石巻山登山編』もお楽しみに。

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 こうして月に一度のペースで行ってきた定例会も早いものでこの日が今年最後となりました。春に計画したとおり、ええじゃないかの取材も石巻山登山も達成でき、充実の一年でした。お仕事の都合や家庭の事情などさまざまな理由により毎回の参加が叶わないメンバーもいますが、そこが重要ではありません。そもそも「ゆるい」のが持ち味のライターズ。それぞれが自分のペースで楽しめる場であり続けたらいいなあと思います。新しい年もまたみんなで楽しいことをいろいろしたいし、なにより継続することが目標。無理をせず、細く長く続けていきたいです。息切れしないための合言葉は「ゆるく楽しく」。これこそまさに豊橋ライターズ版のSDGs=持続可能な、愉快で楽しい!活動目標(Sustainable delightfulGoals )です。私たちならではのSDGsを掲げて2020年も張り切っていきましょう!

 

20191214日 レポート責任者:谷亜由子)