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農業委員会だよりNo57

 農業委員・農地利用最適化推進委員の視察研修を開催

 令和元年11月29日、彦根市の大学サテライトプラザにて、農業委員と農地利用最適化推進委員、事務局等39名で、彦根市農業委員会の人・農地プランの地域での話し合いについて視察研修を行いました。

 彦根市の南部地域は水田が中心で、農地面積全体に占める水田の割合は90%を超え、ほ場の整備率は94.3%と水田を活用した土地利用型農業で成り立っています。

 本市と同様に、彦根市でも、農業者の高齢化や農業後継者不足、鳥獣被害、遊休農地などの問題があります。

 彦根市では、市内をA、B、Cの3ブロックに分けて地域ごとに課題を抽出し、それぞれの地域の実状に沿った活動を、農業委員・推進委員が連携して積極的に取り組んでいます。

 また、人・農地プランについては、地域の要望に基づき市が素案を作成し、地域の既存組織である農業改良組合が担い手等と話し合いを行い、地域の意見をとりまとめ農地の集積・集約化に結び付けていました。そこでは農業委員や推進委員がコーディネーター役となっていませんでしたが、担い手等として参加している場合もあるとのことでした。

 地域で農地の集積・集約化を行っていくうえで、水田の方が畑や樹園地より集約化しやすいとか、売買より貸借を中心に話を進めていった方がいいなど、具体的な例を伺うことができ、大変参考になりました。

 現在、本市では、月に1回、農業委員と推進委員が集まり、地区委員会を開催し、地区内の農地集積・集約化や遊休農地対策について情報共有を行っています。今後、本市においても、既存の組織を活用しながら、市、JA豊橋などの関係団体、地域の方に参加してもらい、人・農地プランの地域での話し合いに取り組んでいきたいと考えています。

 令和元年12月 農業委員 伊藤 英二

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